郷土料理だとかご当地グルメだとかいうものは私も人並に好きである。ちょっと遠くへ出かけた時もそのご当地の名物料理を食べたいと考えてしまう。郷土料理というと山村のようななぜか寂れた田舎を思い浮かべてしまうものだけど、ご当地グルメというなら都会でも大丈夫なのだろう。ちなみに岐阜の隣にも名古屋というやたらとたくさんご当地グルメが食べられる場所がある。
名古屋といえば地下街なのだけど、とくに地下街の喫茶店というのは名古屋らしいと思う。地下街の喫茶店のウインドウにはたいていメニューのサンプルがあるので、それを眺めるだけで楽しい。あまりジロジロ見ているとイラッシャイマセという声が聞こえてくるので入らない時はササッと離れなければならないのがつらい。
今回見つけたのはエビフライサンドだ。エビフライというのは何故か名古屋のご当地グルメのようになっている。エビフライそのものは全国の洋食屋にあるのだけど、「えびふりゃあ」という読み方があるからだろうか。私はタルタルソースが添えられていると幸福感が増すような気がするのだけど他の人はどうなんだろう。写真のサンプルではサンドになっていないように思えるのだけど、パンが二枚あるからそれで挟んでサンドにするということかもしれない。美味しそうだと思ったけれど時間がなくて食べられなかった。チャンスがあれば自分の家でも作ってみたい。
もうひとつ、ポークカツサンドも見つけた。名古屋らしく味噌カツなのだろう。それなのに、味噌カツサンドと呼ばずポークカツサンドと呼ぶ奥ゆかしさがいいなと思った。これも家で作ってみたい。でも家で作ったらつい味噌カツサンドと呼んでしまいそうなので、気をつけなければ。