吉田明の七輪陶芸という本を岐阜県図書館で見つけて以来ずっとやってみたいと思っていた。このあいだようやく実行できたのでその時の記録を残したい。これからも続けるので今日はその第一回目の記録になると思う。
必要な道具はそれほど多くない。とりあえず最低限必要なものを揃えて、あとは必要を感じた時に追加して揃えていくという感じだ。そういう試行錯誤がなにをやるにも楽しい。
結果は大失敗だった。七輪にバーベキュー用木炭で火を起こして金網の上に乾燥させた湯呑みや小皿を載せてあぶりはじめてすぐに、爆発して割れてしまった。しっかり乾燥していなくて中に含まれている水分が爆発したのか、それとも均一に温まらなくて歪が生じて割れたのか、原因は今でもはっきりとはわかららない。いろいろなことが重なっているのだろう。twitterで状況をアップしたらすぐにアドバイスをもらえて、ほんとうに嬉しかった。
ともかく火を弱くしようとオガライトはやめてバーベキュー用木炭だけにした。そして金網の下にレンガを挟んで火から遠ざけてあぶった。生地の表面がちょっとススで黒くなったけど割れなくなった。でもそのあと炭を追加したらまた割れてしまった。気がつくとほとんどが割れてしまったのその日はそこでやめることにした。いろんな人がネットで共有している情報によるとやはり素焼きは難しくて割れたりすることが多いようだ。
七輪の前に座ってiPadで検索しながら、色んなことを考えた。そうするうちに、これは御庭焼なんだと感じるようになった。過去に多くの数寄者が自分の好みのものをつくろうと御庭焼をしたように私も数寄者の端くれとして御庭焼を始めたのだと考えたらさらに胸が高鳴り始めた。また調べなおしていい方法を見つけて時間があれば12月のうちにもういちどやりたい。
今回使ったもの
・七輪
・金網
・オガライト
・バーベキュー用木炭
・革手袋
・楽焼用粘土