私がビアンキの自転車にのることになった理由はとても単純で、カッコイイと思ったということだけだ。10年ぐらい前に雑誌で見たビアンキの自転車に乗ったイタリア人は本当にかっこよかったのだ。少し濡れた石畳の上をスーツの紳士がチェレステカラーの自転車に跨っている姿はいまも脳裏に焼き付いている。いつかあんなふうに自転車に乗りたいと思ったものだ。
ところで「チェレステ」で画像検索するときちんとビアンキの自転車がヒットするのに、「celeste」と英語で(イタリア語で)検索するとダイナマイトなバディがヒットするのはなぜなんだろう。きっとCelesteさんなのだろうけど、「きちんと」してるのは実はむしろこっちなのだろうか。それはやはり複雑な気持ちになる。
暑い季節が終わったと思ったら急に寒くなって、自転車に乗るには風が冷たくなってしまった。だけどその名前の由来のとおり晴れた日にはもっと自転車に乗りたいと思う。