ケータイにはストラップがついているけれど、何の為にあるのかよくわからない。昔のケータイの取扱説明書にはたしか「通話の時はストラップに腕を通して使用してください」なんて書かれていたような気がするけれど、そんなこと納得できない。腕を通そうとして持ち換えたりすることのほうが、落下させる原因になりそうなものだ。これはやはりケータイのストラップというのは、飾りなのだろう。それ以外に役割を与えたことがない。
そうはいいながらも、私は10年以上携帯からストラップを外したことがない。土産物売り場に立ち寄ると、必ずと言っていいほどご当地キャラのついたストラップが売られていて、そしてまたなぜだかそれを手に取ってしまう。私のケータイにつているのもサントリーの山崎蒸留所で思わず買ってしまったものだ。これは手を通す穴が小さくて指が三本しか通らない。そういえば以前は首にかけるわけでもないのに、ネックストラップをつけていた。長いストラップのほうが、鞄の中で迷子になった時に見つけやすかったので、重宝していたような気がする。だけど、それ以外のときには邪魔なことが多くてやめてしまった。
ところで、ストラップを取り付ける位置についてちょっと気になることがある。たいていのケータイには取り付け用の穴が付いていると思う。私がいま使っているノキア製のN82ではケータイを正面から見て左上に穴がある。これって適切な位置なのだろうか。ストラップに腕なり指をかけて使えというのなら左下か右下のほうが便利じゃないのか。ネックストラップならなおさら下のほうに付いていたほうが首にかけたケータイを手に取った時に画面を見やすいと思う。前に使っていた702NKには右と左の二か所にストラップ用の穴が付いていた。右利きでも左利きでもという配慮なのだろうか。ケータイのストラップは飾りであると考えるなら、一番目立つ所につけたほうがいいということになるかもしれない。ストラップ用の穴が二つあるならストラップも二つ付けるのがいいのかもしれない。ケータイなんて持ち歩くよりもどこかに置いておく時間のほうが圧倒的に長いのだから、その置いておく時の見栄えが良くなるようにするべきなのかもしれない。というわけでなにひとつ結論は出ないのだけど、土産物屋でストラップを選ぶときにはいさぎよく見た目重視で選べばいいのだろうと思う。
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