投稿者: 玉井 裕也

  • ガソリン代でイライラするクレジットカードは要らない

    ガソリン代を節約できるクレジットカード徹底比較!」というサイトを発見した。(検索して見つけた。)こんなに色々なクレジットカードがあるのかという驚きと、各社どこが得なのかわからないようにしているのではないかと疑いたくなるほどに複雑な割引方法のために、結局のところ結論には至れないような気もする。

    やたらとガソリン代のはなしが多いのは毎日の運転中に考えることがないことが理由なのかもしれない。今日はエッソで給油をした。新しいクレジットカードの案内をされた。いろいろなところで給油をするのはただただ好奇心からである。レギュラーガソリンはどこで給油してもメーカーも関係なくて実は一緒だ、ということを聞いて驚いた。ハイオクガソリンは違うらしい。そういえば各スタンドでハイオクの宣伝はしていてもレギュラーガソリンの説明はしていない。どのガソリンもやっぱり一緒なのだろうけどね。

    その新しいエッソのシナジーカードはそのカードで月に7万円以上決済するとガソリン代が7円引きなるということらしい。ほかにもいろんな割引カードがあるんだと感じたけれど、割引されるまでのいろいろな計算方法が複雑でわかりにくい。そこで、ガソリン代を節約できるクレジットカード徹底比較!を見ると、私はスターレックスカードがお得らしい。

    だけど、いろんな買い物すべてをそのカードで支払わないといけないやら面倒だと感じた。ガソリンスタンドにはいつも何種類もの値段が表示されていて、それは本当に分かりにくいので、やめてほしいと思う。プリペイドカードもある。買ったけれど、ほとんどそのスタンドを使わなくてでもまだ残額があるために捨てられずに机の中に入っている。テレホンカードみたいになってしまいそうだ。一度そこで給油すると次回は2円引きになります!いまだけティッシュボックスプレゼント!クジ引きで当たるとガソリン代無料!なんてのまであるからそっちに行ってしまう。だからいろんなガソリンスタンドを廻っているんだ。やはりおもしろいのはセルフではなくて人が給油してくれるところだ。ついつい満タンと言ってしまうのはなんなんだ。

    だから決めた。いつものJCBカードでいいじゃないか。こんなことで悩んでいる方が変だ。どこかのクレジットカードを作るとそこに行かないといけないような気がして、そのうち不自由な気がする。そのカードを持ち忘れた日に限ってガソリン給油アラームが鳴る(マーフィーの法則)。もう、気にしないことにした。どのガソリンスタンドにでも入れるようにしたほうがチキンレースにも勝利できそうだ。

  • 再び、川喜田半泥子のすべて展

    また、「川喜田半泥子のすべて展」に行ってきた。この企画の巡回も半泥子の地元である三重県立美術館にやってきてこれが最後の場所である。岐阜県陶芸美術館で見たとき以来、いろいろな本などを買っては読んで、川喜田半泥子のことがますます気になっていた。色々なエピソードが書かれているのだけど、全部本当におもしろいものだった。

    半泥子は窯を焚くときや、寝る前にしばしば茶杓を削っていたそうで、この展覧会でもいくつかおもしろい茶杓が出ている。かつて茶杓を作って筒をこしらえていた時に、筒の底を削りすぎて穴をあけてしまったらしい。その筒に茶杓を収めてみたら茶杓の切留のところが出てきてしまったらしい。それでその茶杓の銘は「おみくじ」にされたのだそうだ。茶杓の方には「大吉」と書かれているらしいから、なかなかイケイケな茶杓だと思う。

    三重県立美術館はやはり、半泥子のゆかりの地であるし、企画展最初の週末ということもあって、あいにくの雨天にもかかわらず混んでいた。当日は津市外でも川喜田半泥子のすべて展に連動した講演などもあったみたいで、それをはしごしてきた人もいたみたいだった。岐阜と三重とでは展示のしかたが違ってこちらもいいなあと思った。ガラスケースの時はいつも、ちょっと行儀が悪いかもしれない、正面からみている人には迷惑だろう、などと考えながらもついつい後ろに回ってみたくなる。後ろからしか見えない部分があるのだから、気になるのも仕方がない。ほかにもそういう人がたくさんいたことに勇気づけられて、私もそれに倣うことにした。新たな発見もあって満足した。半泥子が撮りためたビデオも上映中でこれも必見である。

    帰りに石水博物館にも立ち寄った。ビルの二階にあるというし、そのビルもなんとも冴えないオフィスビルだったので期待はするまいと思ったが、これがなかなか侮れない場所だった。「川喜田半泥子交遊録」という題で、いろいろな手紙や、半泥子のこういうの広さを感じさせる人たちの作品があった。有名人の若い頃の手紙などは本当におもしろいものだと感じた。そういうわけでまた行きたいと思っている。

  • 満員の個室便所

    僕はときどき満員の便所のことを想像する。この部屋に入るとすでにすべての便器がうまっていて待たされるという状況だ。しかたなく部屋の脇の方で申し訳なさそうに空くのを待つ。申し訳ないのはむしろこっちの方だ。使えなくて待たされている方なのに、先回りして使っている人に気を使わなければならないからだ。

    便所の入って、あまりにも満員であることが唐突で、部屋の隅の方で待つというところまで自分をコントロールする余裕が無い時は、所在ない気持ちを抑えるために用もないのに個室に入る。用もないから個室のドア越しに外で便器が空くのを耳を済ませて待っている。よしきた、と思って出て個室に向かおうとした瞬間に、また別の誰かが入ってきてその待ちわびた便器を占領されたとき、僕はもうどうしてもカッコ悪いのを知っているから必死に平静を装って洗面台で手を洗ったふりをして、別の階の便所に向かう。そこのところはちょっとだけ、いさぎよいと思う。

    それでも、その別の階でも、便器が埋まっていたとき、またしても個室に逃げ込む。そうして、スケルトンになった建物のすべての階の便所の、男子用と女子用のすべての便所の、個室と便器が埋まっているのを想像してしまう。その建物の便所ゾーンが一階から九階までまで縦に並んでいて、まるでそれはエレベーターみたいなのだ。そしてその建物のすべての階の全ての個室のみんなは満足そうにしているのに、自分独りだけドアに身を寄せて外の様子を伺っているのだ。個室とはなんて孤独なんだ。

  • ゴースト ニューヨークの幻

    ついに手に入れてしまった。ゴースト ニューヨークの幻 スペシャル・デラックス・エディシ [DVD]。アマゾンでDVDDVD3枚3000円キャンペーンをやっていたので、きになっていたDVDから特に欲しい物を3つ選んで注文した。残りの二つはとりあえず秘密。キャンペーンがつづいているうちにDVDをまたDVD3枚3000円で注文しようか迷っている。

    このところ気になって仕方がない陶芸家のイメージというのは実は20年間ずっと、この「ゴースト、ニューヨークの幻」のデミ・ムーアだった。正確にはこのYoutubeのシーンのデミ・ムーアだ。その後のデミ・ムーアがサイボーグ化したのは残念なのだけど、このゴーストの時は最高だと思う。忘れかけている人のために書き添えておくと、デミ・ムーアの恋人で銀行員を演じたのがパトリック・スウェイジ、インチキ霊媒師なのになぜかこの時だけインチキでなくなるのがウーピー・ゴールドバーグだ(パークではなかった)。

    思いがけず2-ディスク構成のスペシャル・エディションが手に入った。このおまけのもう1枚の方では、視覚効果や映像効果についての舞台裏のことが細かいインタビューなども交えて説明されていたのが楽しかった。今だと何でもコンピューターグラフィックスを用いたり、あるいは3Dをつかったりするが流行なのだろうか。この映画が作られた頃というは今とは全く違って、今となっては使われていない技術が多くつかわれていた頃だそうで、その頃のいろいろな苦労が描かれていた。

    私のDVDでの一番大きな収穫はこの「ゴースト、ニューヨークの幻」のストーリーを思い出すことができたということになるだろう。あまりにもアンチェインド・メロディの部分の印象が強すぎたせいでストーリーなんて全く忘れていた。だけど、少なくとも私にとってこの部分がこの映画の一番いいところなのだ。記憶に残るというのはいいという証拠だと思う。

    それから、忘れてはならない「Ditto」というセリフも思い出して、いい気分になった。アメリカに行ったら必ず「Ditto」って使いたい。

  • まさかのレギュラー満タン

    なんか最近クルマの調子がわるいなあと思っていて、そろそろ点検の季節なのかもなあなんて思っていた。どちらにしても、ほったらかしのリコールの点検にもいかないといけないし、と考えていた。信号などで止まったときに何かエンジンの音が高くなる時がある。エンジンではないかもしれない。ファンか何かが廻っているのかもしれない。ともかく気になっていた。

    ところで実は、私はいつも「一回の給油で何キロ走れるのか」というくだらないチャレンジを続けている。スタンドで給油するたび、トリップメーターをゼロにリセットしてゲーム開始だ。私のクルマはカタログによると満タンで55リットル入る。だいたい燃費はリッター10キロぐらいで走るので単純には550キロまで走れることになる。だけどタンクを空っぽにはしてエンストというわけにはいかない。それに、走り方などによっても燃費は大いに変わる。効率よく走れば550キロ以上走るし、逆のこともある。その逆の時はエンストの危険が高い。だけど、どこまで走れるかという「ひとりチキンレース」を密かに楽しんでいるのだ。ガソリンスタンドにタイミングよく辿りつけるか、というのも重要な要素だ。それにどのガソリンスタンドのどのガソリンブランドがよく走るかというのにも気を使う。

    そういうわけだからいつもガソリンメーターとトリップメーターとにらめっこしている。それでこの1週間ほど、やたらと燃費が悪い。スタッドレスタイヤはもうやめたのにこれではスタッドレスより燃費悪いぞと思っていた。最近、運転の仕方が乱雑だからだろうかと気をつけようと反省していた。それで車の中が汚いので掃除してレシート等をまとめていたら、なんと、前回のエネオスでの給油では、レギュラーを49リットル給油しているではないか。エネオスニュービーゴじゃない。私のニュービートルはハイオク仕様車なのに、なんでレギュラーなんて入れてあるんだろう。エネオスのバイト坊主が間違えたか、自分で「レギューラー満タン」といったかのどちらかだ。これはおそらく後者だろう。これまでも何度か言い間違えて訂正したことがある。もしかしたら、これまでにも同じことがあったのかもしれない。恐ろしい。気をつけねば。

    というわけで、こういう時の対処法がマニュアルに書いてあった。早めにハイオクを追加で給油してレギュラーガソリンの濃度を薄めることらしい。半分ぐらい乗ったところなので、いまのガソリンタンクはレギュラーとハイオクが1:1ぐらいになっている。まあいいか。そんなことより、今後はセルフスタンドだけに行くことにして間違えないようにしたほうがよさそうだ。でも、窓ガラスなどを拭いてくれるサービスも捨てがたい。道路に出るところで「ありがとうございました」と言われるのもうれしい。対策を考えてみます。