HHKB Pro2 のキーマッピングと IME を Windows10 で設定する

掃除をしてきれいになった HHKB Pro2 の設定方法で苦労したのでまとめておきたい。長らく自宅のパソコンはMac mini で、これに HHKB Pro2 をつないで使っていたのだけど、Mac mini が古くなって調子が悪くなったのに新しいMac miniが発売される気配がないのにしびれを切らして、Windowsに乗り換えている。買ったのは HP Pavilion Gaming Desktop 790というシリーズのものだ(ちなみにHP Pavilion Gaming Desktop 790にはもともとPavilion Gaming Keyboard 800 / 500 というフルサイズのUSキーボード(英語キーボード)が付いている)。ただ、実際にはこのPCを買ってすぐに新しいMac miniが発売されたので、我慢できずに乗り換えたことをちょっと後悔した。後悔した理由は、キーボード操作が違って困ったということで、それを解消しようというのが今回のブログ記事の内容である。だから、今回私のやった作業の内容というのは、Mac mini時代の設定に近い形で、Windows10で使い勝手が良いものに設定するということになる。

まず、前段階の準備として、Windows10を日本語でセットアップしている場合、初期設定では日本語キーボードを使用することになっているので、英語キーボードを使用する状態にしておく必要がある。それには、Windowsの設定がら、「時刻と言語」→「言語」の画面で、「優先する言語」の「日本語」をクリックすると出てくる「オプション」から、ハードウェアキーボードレイアウトの「レイアウトを変更する」で「英語キーボード(101/102キー)」を選択して再起動することが必要だ。これにより、日本語キーボードのレイアウトから英語キーボードのレイアウトのキーボードが使える状態になる。

ここからが、HHKBに必要な設定だ。やった内容はこの3つだ。まず、HHKB Pro2の背面スイッチの設定。次に、キーマッピングの変更。最後に IME の「かな/英数」の入力切替方法の変更だ。

最終的なキーマップの目標はこの図の通り。
キーマップ変更2

もともとのHHKB Pro2 が、この通りなので、4つのキーを変更している。(ちなみに変更前のデフォルトの状態ではIMEの「かな/英数」の切り替えは「[Alt]+[`]」のトグル切り替えになっている。)
pro2_keytop_a_l

まず、MacとWindowsのキーボードの違いとして、MacのDeleteキーはWindowsのBack Space(BS)キーの挙動と同じだということだ。そして、MacのCommandキーはWindowsのControl(Ctrl)キーに相当するということだ。この2つの違いをクリアしたい。

第一に、キーボード背面(後部)のDIPスイッチの設定でできるところまでをやる。背面スイッチの設定は、次のようにした。

SW1 ON
SW2 OFF
SW3 ON
SW4 OFF
SW5 OFF
SW6 OFF
(SW1とSW3だけON)

これで、HHKB Pro2の右上のDeleteキーがBSキーに変わる。(「Fn+BS」でDeleteキーになる。)
現段階では◇キーがWindows(Win)キーになっている。

第二に、KeySwap for XPというフリーソフトで、キーマッピングをさらに変更する。KeySwap for XPという名前だけど、XPだけでなくWindows10でもきちんと動く。
設定は次の写真のとおりである。右上を「英語キーボード」画面に切り替えて、1~3を変更した。このソフトの図はHHKB Pro2と違うので、深くは気にしない(ソフト上でESCキーや[`]キーなどはうまく反映できていない)
SeySwap2019-10-15
左Win(◇キー) → 左Ctrl
右Win(◇キー) → 右Ctrl
右Alt(Altキー) → 右Win
である。これでキーマッピング自体は完成だ。

第三に、「かな/英数」の入力切替を「[Ctrl(◇)]+[Space]」のトグル切り替えに変更する。私はGoogle日本語入力を使っているのだけど、他のIMEでも基本的な操作は同じだと思う。
Google日本語入力の「あ/A」と書かれているボタンの右クリックからでてくるプロパティ画面で「キー設定の編集」をクリックする。
Google日本語入力2019-10-15
そして、左下の「編集」から「エントリーを追加」をする。
Google日本語入力キー設定22019-10-15
今回は、「Control + Space」のトグル切り替えにするために、次の4行を追加する。
Google日本語入力4行追加2019-10-15
ここの下4行だ。
Google日本語入力キー設定32019-10-15
ボタンを色々触ったり、キーボードを色々押して追加するのだけど、文字にすると、次のものを追加していることになる。
status key command
DirectInput Ctrl Space IMEOn
Precomposition Ctrl Space IMEOff
Composition Ctrl Space IMEOff
Conversion Ctrl Space IMEOff
これで、IMEの「かな/英数」の入力切替は「Control + Space」のトグル切り替えに変更された。

これでほぼ、Mac miniで使っていたときと同じような使用感になった。ただ、ちょっと違う点や気になる点もある。この設定変更で、Controlキーが3つになっているのだ。3つもいるのかと思う。特に[A]キーのとなるりのControlはいらないのではと思って、CapsLockにしようかとも思ったけど、CapsLockこそ使わないから、それよりはよく使うControlが3つある方が良いかなという言うことでそのままにしてある。

そして、AltキーとWinキーだ。左をAltキーにして、右をWinキーにしたけど、逆のほうが良いのか悩んだ。ただこれまでのキーボードショートカットと[Fn]キーの位置から考えると、左がAltキーで右がWinキーというのが使い勝手が良さそうに思う。とくにHHKBでは[Fn]キーを十字キーで使うことが多いので「Alt+十字キー」という組み合わせのショートカットを考えると、Altは左が良いような気がしたのだ。

とりあえずしばらくこれでやってみて、調子が悪いように感じたらまた設定を変更したいと思う。

絶景の蔵王樹氷号

1月27日にJRバス東北の企画する「絶景の蔵王樹氷号」というツアーに参加した。とても人気のようで空席はないと思っていたのだけど、運良く予約することができた。仙台駅東口発の山形蔵王への日帰りツアーである。バスツアーの例に漏れず4000円ととてもオトクな料金である。自力で電車やバスなど公共交通機関を乗り継ぐというのは、本数が少なくて距離以上に時間が掛かるし、待ち時間が寒くてつらい。かといってレンタカーを運転するというのも雪道が怖いので難しい。やはり東北の冬はバスツアーに限ると思う。

バスツアーの楽しみは、バスガイドさんのトークと、乗り合わせた人たちとの会話である。バスガイドさんの話はやはりプロの話だけあって面白いし、たまたま隣の席になった人と色々話しながら向かうのも楽しいものだ。

バスで蔵王に着いたら、ロープウェイで蔵王山麓駅から蔵王高原駅へ、更に乗り継いで地蔵山頂駅へと登る。ロープウェイのゴンドラはスキーヤーでいっぱいだった。スキーヤーはかなり外国人が多いと思った。樹氷の間を縫って滑っていくのは外国人にも人気なのだろう。

頂上はとにかく寒くて白かった。吹雪のせいで、樹氷を見るどころかホワイトアウトといってもいいほどだった。ガイドブックの写真のように晴れて視界がクリアという日は多くはないらしい。そうはいってもせっかく来たのだし何か見て帰らなければと、と落ち着いて眼鏡の曇りを拭くと、白いだけの視界だと思っていた中に樹氷が見えてきた。

有名なお地蔵さんは雪で胸元まで埋まっていた。手前の賽銭箱にはスキー板が履かせてあった。自分が立っている地面というのも実は厚い雪の上にあって黒い土はずっと下の方なのだと知らされた気がした。

ロープウェイの途中の蔵王高原駅で降りて歩くと吹雪はまったくなくてとてもいい景色だった。

スキーヤーの背中を見ながら私も次に来た時は蔵王でスキーをしてみたいと思った。

蔵王ロープウェイのゴンドラから見下ろした樹氷の景色の映像はこちら。
(山頂線)

(山麓線)

桜山駅周辺食べ歩きマップ3

今回も、桜山駅周辺食べ歩きマップの続きだ。

桜山駅周辺食べ歩きマップ 1 2 3

○サクラサイドテラス(名古屋市瑞穂区瑞穂町川澄1 名古屋市立大学西棟 1F)
カレーといえば、桜山キャンパスの西棟のなかにあるサクラサイドテラスのカレーもスパイシーでおいしいです。カレーもおいしいですが、それ以外のメニューもおすすめです。個人的には「5時間煮込んだトマトパスタ」と「大きな有頭海老フライランチ」が特に好きです。

○タルボット(名古屋市瑞穂区瑞穂通1-29)
名古屋市博物館の北にあります。アンティークな雰囲気のお店です。ランチのメニューはどれもおいしいのですが、イタリアンのお店ということもあって、スパゲッティが特においしいと思います。ここの「アラビアータ」が私の好みです。

○長寿園(名古屋市昭和区菊園町1-16)
大学の正門を出て南側の通りを東に歩いて野垣病院のすこし先にあります。あんこがとてもおいしい和菓子屋です。上生菓子はいつもどれもおいしいので一つか二つ買って帰って家でゆっくりいただきます。買い物に行くとたいてい味噌松風というこのお店の人気のお菓子一切れとお茶を一緒に出してくれてうれしいです。それから、本わらび粉で作ったここの「わらび餅」は、やわらかくて中のあんこも美味しくて、名古屋の和菓子屋では一番だと思います。

○鰻とみた(名古屋市昭和区菊園町3-19-1)
長寿園からさらに少し東に歩いたところにある鰻屋です。鰻屋なので当然ですが「うなぎ丼」がおいしいです。この鰻屋には、私が研修医だった頃に呼吸器内視鏡の学会が名古屋市立大学であったときに食べに来た思い出があります。道路に向けて2台の換気扇から放出される鰻の焼ける匂いでつい食べたくなってしまいます。