玉井裕也
新幹線に乗るならこだまだと気がついた。こだまなら、ひとつの車両に数人しか乗っていないことがある。そういう車両を見つけて乗る。三人掛けの座席の真ん中に座って、肘掛けを上げて、座席を少し倒して、3席分を遠慮無く使う。それだけで贅沢をしている気分になれる。本を読んだり、居眠りをしたりして、岐阜羽島まで帰るのがいい。そういう楽しみを見つけたときはとても幸せになれる。
名城公園にジョギングコースがあって、それを半分ぐらい歩いたところで、「御深井橋」を見つけた。御深井橋といえば御深井焼の御深井に違いないと思った。名古屋城の中で焼かれたというけれど、今もその地名が残っているんだと気持ちが高ぶった。数百年前にはこの辺りで焼き物を作っていたのかと思うとただの平坦なジョギングコースに立体感が出てくる。歴史のあり場所というのは見過ごせないものがあるなと思った。
山田太郎は、暇を持て余した週末に美術館やギャラリーをぶらぶらうろついている。どうせ暇なのだし、ただうろつくだけでは勿体無いからなにか記録をつけなさいと言われて、つくったのがこのブログである。