いいデジカメがないかと探している話を前回書いた。たしかにキヤノンのS95は良いカメラでサンプル写真もいちばん自分好みだったし、左手でリングを動かすなんてほんとうに面白いと思う。ニコンのP300も良いカメラで広角24mmやコマンドダイヤルなど操作感も自分に合う感じだった。でもなんだかピンと来るカメラではなかった。欲しいカメラがないのにカメラが欲しいからといってカメラを買うというのはヘンだ。
このところ調子の悪かったキヤノンのEOS55を持ってカメラ屋にいった。面白いカメラありますかと聞くきっかけにするつもりだった。だがなんと、EOS55は調子がわるいだけではなくて故障していたのだと分かった。シャッター幕を交換したほうがいいそうだ。もともと中古でみつけたカメラだから手元に入れた時点でのコンディションもよくわからない。だけど交換しなければならないなんて想像もしていなかった。1万円以上かかりそうだということで、残念だけど修理はしないことにした。グッバイEOS55。
EOS55は50mmのレンズを付けていて楽しいカメラだった。ピントがピタっと合ってくれて頼もしかった。期限切れ間近の叩き売りフイルムを使ってコンビニで現像するという素人丸出しの使い方なのに、いい色が出てくれる大好きなカメラだった。一眼レフのくせにPモードしか使ったことないんだけど、いっぱいボタン付いているのがかっこよくて好きだった。シャッターを切った時の「バタコン!」っていう感触も好きだったし、今ではないツートンカラーなのも好きだった。シャンパンゴールドというところも本当に好きだった。
フイルムはしばらくコンパクトカメラで消費しようか。壊れてしまうと、一眼レフが欲しくなるんだよね。デジタル一眼レフでおもしろいのを探すか、またフイルムの中古で面白そうなものを探すか。悩みが増えてしまった。
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