ずっと行きたいと思っていた成田山書道美術館にようやく行けた。この美術館は建物に入ってすぐにお迎えしてくれる「紀泰山銘」の拓本がとにかく大迫力だ。中国の泰山の山頂近くにあるという玄宗皇帝の書の石碑の拓本である。どうやら13メートルの高さらしい。いぜん東京国立博物館の顔真卿展で見たときには、大きすぎてか吊るすことが出来ず途中から地面に這わせてあった。それが、成田山書道美術館では2階の天井から全体を吊るしてあるのだ。1階からでも見られるけれど、2階から見るのもなかなかいいと思った。この石碑を作るのも大変なことだけど、その拓本をとるのも大変なことだと思った。
この美術館を外に出ると「筆魂」という塚があったり、水琴窟があったりなかなかなかいい。それに成田山公園の散歩もちょうど紅葉がいい時期だった。この美術館にはまた次の企画展を目当てに来てみたい。