投稿者: 玉井 裕也

  • 成田山書道美術館と「紀泰山銘」

    2019-12-11 14.15.18

    ずっと行きたいと思っていた成田山書道美術館にようやく行けた。この美術館は建物に入ってすぐにお迎えしてくれる「紀泰山銘」の拓本がとにかく大迫力だ。中国の泰山の山頂近くにあるという玄宗皇帝の書の石碑の拓本である。どうやら13メートルの高さらしい。いぜん東京国立博物館の顔真卿展で見たときには、大きすぎてか吊るすことが出来ず途中から地面に這わせてあった。それが、成田山書道美術館では2階の天井から全体を吊るしてあるのだ。1階からでも見られるけれど、2階から見るのもなかなかいいと思った。この石碑を作るのも大変なことだけど、その拓本をとるのも大変なことだと思った。

    この美術館を外に出ると「筆魂」という塚があったり、水琴窟があったりなかなかなかいい。それに成田山公園の散歩もちょうど紅葉がいい時期だった。この美術館にはまた次の企画展を目当てに来てみたい。

    2019-12-11 15.04.33

    2019-12-11 15.03.15
    とてもいい水琴窟で、青竹に耳を当てると「カン・・・カン・・・」と聞こえる。

  • SENDAI光のページェント2019

    仙台に行くとちょうどSENDAI光のページェントが始まったところだったので、会場の定禅寺通の西の端から東の橋まで歩いてきた。立ち止まらずに歩けばだいたい十数分ほどの距離である。一人できている人もいればカップルや家族連れもいる。写真を撮ってもらおうとポーズをしている人も多かった。通りを走る車も、少しでも長い時間そこを走っていようと、ゆっくり走っているように感じた。歩いても車でも景色を見たいと思う気持ちは変わらないのだろう。

  • 失敗しない美味しい天ぷらの作り方

    天ぷらの味は、3つの要素で決まる。まずは、天ぷらの種である野菜や魚などである。2つ目が、天ぷらの衣である。そして最後が天ぷら油だ。天ぷらの種は自分の好きなものを選べば良い。はっきりいって、天ぷらの出来不出来にはあまり関係ない。出来を決めているのは2つ目と3つ目、天ぷらの衣と油だ。

    衣で失敗しないためには、天ぷら粉は「昭和 おいしく揚がる魔法の天ぷら粉」を使うのが一番だ。あるいは、「昭和 天ぷら粉黄金」や「日清 コツのいらない天ぷら粉 揚げ上手」でもいいと思う。とにかく天ぷら粉を使うことが大切で、余計なアレンジは加えないで、パッケージの裏に書かれているレシピを忠実に守れば美味しくできる。小麦粉と卵を使うのと違って、さっくりして、冷めても重くならないので、無理せず出来合いの「天ぷら粉」を使うのが安くて楽で美味しい。

    揚げ油で間違いないのは、クセのない低温圧搾法で搾った太白ごま油を使うことだ。「九鬼 太白純正胡麻油」か「マルホン 太白胡麻油」が定番だと思う。九鬼からは「天麩羅胡麻油」や「金白純正胡麻油」というものも売られていて、こちらはちょっと香りと味が強いので好みが分かれると思う。個人的には「九鬼 太白純正胡麻油」が好きだ。太白ごま油を使うと、天ぷらが軽やかでふんわりとして、胃にもたれない。香り付けに使う焙煎ごま油とは違うので、ほかの油と混ぜてはだめで、太白ごま油100%で揚げるのが大切だ。ごま油は少し高いのだけど、ほかの油と比べて傷にみくいので何度か使えて実は経済的だと思う。

  • 映画「大統領の執事の涙」

    アマゾンプライムビデオで見た。綿花農園の奴隷として生まれた黒人がホワイトハウスで大統領に仕える執事になるという話である。公民権運動(反政府運動)に加わっていく息子との関係など見どころが多いと思う。人種差別というのがアメリカでいつまで続いていたのか、(もちろん今も世界中であるのだろうが、)実感としてよくわからなかった。だけどこの大統領に使える執事の目を通して考えるきっかけになった。

  • 映画「怪しい彼女」

    写真館で写真を撮ったら、70歳のばあさんが20歳に若返ってしまうという映画である。韓国で大ヒットして、色んな国でリメイクされているという。私も見てみて、そのテンポの良さに引き込まれた。若返ってそこで騒動を起こすという展開はよくあるのだけど、この映画で面白いのは、20再当時の自分になるのではなくて、20歳の仮面をかぶっった70歳のおばあさんという設定だと思う。本来の子供や孫などに母親や祖母としての視線で接してしまったり、すれ違う人にも70歳のおばあさんらしい言動がちょうどいい加減で出てくる。

    私自身、いろんなバージョンで見比べる楽しみがあって、リメイク映画は好きだ。またほかのバージョンを見つけてみてみたい。