投稿者: 玉井 裕也

  • 映画「ファンシイダンス」

    https://youtu.be/jnc-lfNB7P4

    周防正行が監督をした映画が好きだということに気がついた。たぶん最初が高校生の時に見た「Shall we ダンス?」で、次に見たのはこちらも本木雅弘が主演の「シコふんじゃった。」だったと思う。どの映画もたいてい似た俳優が出てきて、もしかするとむしろそれが好きな理由なのかもしれない。

    この映画を見たのは、またアマゾンプライムで見つけた予告編が面白そうだったからだ。私が映画をみるかどうかは、まずは予告編を見て考える。だからどんなに実はいい映画だとしても予告編がなかったりあってもいまいちだと感じたら見ることはないと思う。

    周防正行の映画はいつも音楽がおもしろい。まず、プリンセスプリンセスの「恋に落ちたら」が主題歌になっていて、それが予告編で聞こえてきたのもこの映画を面白そうと思って私が見た理由の一つだ。そして、なによりこの映画の冒頭でも途中でも何度か出てくるモックンの歌う「若者たち」が、この映画のいいスパイスのような感じで、映画全体の雰囲気を作っていたと思う。

  • 一保堂「若松の昔」

    一保堂 若松の昔

    一保堂の若松の昔というお茶を点てた。この「若松の昔」というお茶は一保堂のウェブサイトでは「表千家不審菴而妙斎宗匠お好み・若松の昔」と書かれている。しかし同じページの脇に書かれている通り、全く同じ中身の抹茶を「表千家不審菴猶有斎宗匠お好み・松韻の昔」と言う名前でも「裏千家今日庵鵬雲斎大宗匠お好み・青雲」と言う名前でも売っている。同じ中身のお茶がいろんな名前で売られているというのは、大手の茶舗はたいていやっていることだ。中身はどうでも良いことで、名前がどうかが重要だという意味なのだろうか。特に流儀のお茶を習っている人にとっては、「家元のお好み」という看板こそが重要なことで、その心理を突いた商売をしようということなら、馬鹿にしていると思う。家元の箱書きのある茶道具と似たやり方だ。個人的にはあまり好きになれない商売の仕方である。

    抹茶

    それはさておき、この抹茶は、値段は20グラム税抜1500円で、濃茶にもおすすめとして売られている。味の方はというと、薄茶で点ててみると渋みも旨みもそれなりに感じられてまあまあだと思う。濃茶で点ててみると、渋みはそれほど強くなく、旨みも香りも感じられていいと思う。薄茶で点てるとちょっと主張がなくて物足りない感じもするのだけど、濃茶で点てれば旨みを感じる美味しいお茶だと思う。

    一保堂 若松の昔

    ちなみにこの「若松の昔」という抹茶をしばらく前にも買ったことがあるのでその時の古い缶の写真も撮ってみた。一保堂の抹茶缶のデザインは1年ちょっと前だったかに新しくなって、缶が銀色から白色になっている。新しい方は最近よく見る流行りのデザインという感じではあるけど、全体的に上品な見た目になったと思う。

  • あいや「寿香の白」

    2020-01-02 21.55.00

    今回はあいやの「寿香の白」を点てた。あいやは愛知県西尾市にある日本で一番大きな抹茶メーカーだ。抹茶というとやはり宇治が圧倒的に有名なブランドなのだけど、生産量という点では日本一は愛知県西尾市である。ウェブサイトを見てみると、あいやは抹茶については西条園という名前でやっているようだ。

    この日に点てた「寿香の白」も実は随分前に買ったもので、冷凍庫に残っていたものだ。寿香の白というお茶は薄茶用として売られているお茶で、価格は30グラム税抜1500円で、薄茶用としては真ん中ぐらいの価格である。そして味の方はというと、コクを感じる美味しいお茶だ。苦みもあるけれど旨みを強く感じるお茶で、私の好みだと思った。ちょっとお茶を多めに(濃い目)に点てるとより美味しさを感じるのではないかと思う。和菓子はもちろん、クッキーなどの洋焼き菓子にも合いそうな気がした。

    抹茶

  • 両界山横蔵寺と谷汲山華厳寺

    初詣の続き。去年は日龍峰寺(高澤観音)に行ったのだけど、今年は両界山横蔵寺と谷汲山華厳寺に行くことにした。どちらも岐阜県揖斐川町にあって合わせていくのにいい組み合わせだと思う。両界山横蔵寺は即身仏(ミイラ)でも有名な美濃の正倉院という名前もついているお寺だ。谷汲山華厳寺は西国三十三箇所の満願霊場として有名で、参道も年中賑わっていて全国的にも有名だ。

    正月のしかも元旦ということで、どれくらい混んでいるのかなと心配をしながら家を出たのだけど、案の定というか谷汲山華厳寺の近くは道路も渋滞していてなかなか車も前に進まない状態だったので順番を後回しにして、先に両界山横蔵寺に行くことにした。こちらは駐車場にもすんなり止められてゆっくりお参りでした。

    まずは、両界山横蔵寺。立派な仁王門がある。

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    全体としてはこんな感じのお寺だ。

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    こちらの三重塔も近寄ってみると迫力があった。

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    舎利殿は奥の方だけど、途中で梅か桜か花が咲いていてとても美しかった。

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    妙心上人の舎利弗がある舎利殿の向かいにある瑠璃殿(宝物殿)が重要文化財にもなっている木造の仏像ががたくさんあってなかなかいい。

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    次が谷汲山華厳寺。駐車場が一杯でたまたまタイミングよくあいているところがあったので遠かったけれど止めて歩くことにした。

    正月だからか参道に屋台がいつもよりいっぱいある。

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    たい焼きが美味しそうなので食べた。

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    こちらの仁王門もとても迫力がある。

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    結構長い行列が出来ていた。

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    最後に階段を上ると本堂である。

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    本堂の隣の奥には満願堂もある。

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    見ざる言わざる聞かざるではなくて見たぬき言わたぬき聞かたぬきがいた。

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    どちらも割と近くなので一緒に行くといい組み合わせだと思う。

  • 大桑城と古城山

    明智光秀のうぶ湯の井戸跡とお墓に行く途中で、大桑城跡のある古城山にも寄っていった。古城山は金鶏山とも呼ぶそうだけど、地元ではもっぱら城山(しろやま)と呼んでいた。日本中にあると思うのだけどお城があった山はたいてい城山という名前だ。

    今はミニ大桑城という名前がつけられた小さな模擬天守閣が山頂にあるのだけど、それは私が大桑小学2年生のときに出来たものだ。たしか雨が降っていた日だったと思うけれど、小学校の全児童で麓まで見に行ったのを覚えている。ミニ大桑城という名前の模擬天守閣は、実際にあったらというサイズの何分の一かの小さなサイズで、小学校の体育館だったかで組み立ててそれを麓まで運び、最後はヘリコプターで山頂まで運んで設置したように記憶している。

    この大桑城は、斎藤道三が土岐頼芸を最後に倒した場所で、司馬遼太郎の国盗り物語にも出てくるので、NHKの大河ドラマで国盗り物語を放送した1973年のころには、観光バスで観光客が来たこともあったらしい。今では信じられないけれど、今年もそんなことになるのだろうか。

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    登山道もある。登山口には旗も立っていて、駐車場も近くにあるしでいいのだけど、その日は寒いので徒歩で登るのはやめた。クマも出ることがあるらしい。山は高さ407メートルで、山頂からは岐阜城のある金華山や濃尾平野が見下ろせるらしい。私が登ったのは大昔なのでそうだったのか覚えていない。よく考えたら、そういう見渡せる場所だから、戦国時代にお城を作ったということなのかもしれない。ちょうど私が行った元旦の朝には別名の金鶏山の由来にもなっている金の鶏が実は鳴いていたらしい。

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    いまは、椿野はじかみ林道という、大桑から美山に自動車で通り抜けられる舗装された道もできていた。その林道の途中のもっとも標高が高そうなところには駐車場もあって、そこからも古城山の山頂への登山道につながっていた。

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    開けたところがあって、眺めが良いぞと思ったら、パラグライダーの離陸場になっていた。

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