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  • 僕は本にはさむ栞が好きだ。栞が好きになったきっかけを考えてみた。たぶん一番は、本を一気に読むことがなかったというところだと思う。もともと気が散りやすい方で、何時間も読書し続けるなんてできない。それで自然と栞をはさむようになったのだろう。それに、小学校や中学校の頃、図書館で借りてきた本は折り曲げたり書き込んだりはできない。自分で買った本でもいまだに、もったいなくて折り曲げたりはできない。そういうわけで今でもやっぱり栞をはさむのだろうなと思った。

    栞といえば、古本屋で買った本から前の持ち主がはさんだままの栞が出てくるのが好きだ。手作りの栞が出てきた時なんて最高だし、その栞にメモが残っていたりするのも、いろいろ想像が膨らんでいい。出てきた栞が妙に古臭いものだった時も、この本はいったいどんなに長い間古本屋の本棚に眠っていたのだろうなんて想像できて楽しい。しわくちゃのスーパーのレシートがはさまっているのも好きで、読みかけで誰かに呼ばれてとっさに買い物帰りの財布にレシートを見つけてはさんだのかななんて勝手に物語をつくったりしている。

  • 欲しいマウスが見つからない

    Mouse

    私はいま、Logitech の M-BT85 (Logicool の CLK-31) というマウスを使っている。8年近く使っているので、だいぶんとボロボロになってきている。まだ壊れているわけではないのだけれど、そろそろ買い直すべきかなと思ったりもしている。写真のとおり、右クリックのし過ぎで中指部分の塗装が剥げてしまっているし、親指の部分はツルツルになっているし、裏側の接地面がすり減ってしまった。このマウスで夜遅くまでネット対局をしたのだなと思うと感慨深い。壊れているわけではないので、使えるのだけれど、有線よりも無線のマウスのほうがいいなあと思うことも多く、今すぐではないにしても買い直そうかと悩んでいる。

    私はこのマウスの手の収まり方が好きなので(このマウスに手が慣れてしまったので)、似た形のものがあれば買おうと思っている。このマウスは縦が12センチあるのだけど、最近見かけるマウスはそれよりも小さいものが多いようだ。以前モバイル用のような小さいマウスを持った時に使いにくかったのでやはりいまのものと同じサイズのものを探している。大きめのサイズのものを見つけたと思うとやたらとデコデコしたボタンがいっぱい付いたものが多いのだけど、僕はボタンは3つあれば十分だと思うし、できれば左右対称なものが良い。触っていないとわからないので、電気屋に立ち寄っていろいろさわってみることにしたい。

  • Nikon AF600 は楽しいカメラだ

    Nikon AF600

    せっかくなので、カメラの話題を続けてみたい。もうコンパクトデジカメは買わないでデジタル一眼レフを買おうかと思ってカタログを集めていたのに、やっぱり「コンデジ欲しい」となってS95を買ったのは Nikon AF600 というカメラのせいである。Nikon AF600 はニコンミニという名前でも有名なフイルムコンパクトカメラであったらしい。だけど、そんなことは知らずにカメラのキタムラのジャンクカゴで見つけて買ったカメラである。

    手にとった瞬間、小さくて安っぽいのだけど面白そうなカメラに見えた。ボタンは全部ゴムだし、唯一みえる金属はむき出しのネジだけというプラスチックカメラなのだけど、潔さそうなデザインにひかれて買うことになった。レンズの下の Nikon Lens 28mm 1:3.5 Macro の文字が読めて、広角で撮れる悪くなさそうなレンズに思えたのも買うのを後押ししてくれた。

    ニコンミニのな前の通り小さくて軽い。小さくて軽いからかばんに放り込んで持ち出せるのだ。それで36枚撮りのネガを入れて持ち歩いたらどんどんシャッターを押して一気に使いきってしまった。一眼レフではないほうが楽しいかもしれないと思ったし、これならデジタルもコンパクトが楽しいだろうと思った。気楽にシャッターを押せるというのは楽しいということを知ったのはAF600のおかげだ。

    このカメラもEOS55もパノラマモードが付いている。むかし、写ルンですのときにもついていたフイルムの上と下を切り取ってしまうあのパノラマだ。90年代のカメラといえばパノラマがあるかどうかというのは大きなポイントだったなあと思い出すのだけど、あのやたらと横長で大きな写真をしまっておくのは結構面倒だったことも同時に思い出してしまう。

    以前にブログでも紹介したクリアショットuは使い捨てではない写ルンですといった感じのパンフォーカスのカメラだった。Af600はオートフォーカスのカメラなのだけど、同じくパンフォーカスで(もちろん撮り方次第だけどね。)、コンパクトカメラらしい出来だ。だけどクリアショットuとは全く違ってスッキリと気持ちいい写真が撮れる。とにかく背景をボカせばカッコイイみたいな最近のブームはそろそろ終わって、パンフォーカスの時代が来るんじゃないのかな。

    とにかくAF600は気軽にシャッターを切れて楽しい、それでいてキレるカメラだ。S95 は買ってしまったけど、ときどきはまたAF600を持ちだしたいと思う。

  • PowerShot S95 は良いカメラ!

    デジカメが欲しいなあと考えていろいろ見て回って、そのあと買うのを諦めた話まで書いた。でも結局、買うことになってしまった。買ったのはCanon PowerShot S95。とても良いカメラで満足で、誰にでも気軽におすすめできるカメラだ。

    折角なのでこれまで手にしたカメラと比較してみたい。主に S95 と Ricoh CX4Olympus Camedia C-5050zoom で比較した。まだS95で撮影した写真を一枚もflickrにアップロードしていないけど、どんどんアップロードしたいと思う。S95はカメラそのものの質感はあまり好みではなくて、プラスチック感が漂っている。CX4はいろんな色があるし、見た目は良かった。c5050zのように、中身にメカがぎっしり詰まってる重量感がないのは少し残念だ。

    S95は起動が早くてすぐ撮影できるし、オートフォーカスも早くて正確なのはさすがだと思った。私のようにPモード(あるいは全自動モード)しか使わない素人にとってオートフォーカスが早くて正確というのは一番大事なポイントだと思う。手持ちで、場合によって片手でテキトーにシャッター押してきっちり撮れるカメラは良いカメラだ。CX4はちょっと遅いし、テキトーに撮影するとオートフォーカスは正確じゃなかった。

    昼間の撮影だとどのカメラも綺麗なのだけど、いちばんクッキリとスッキリと撮れるのはc5050zで、大きさが気にならなければc5050zを持って行きたいと思う。S95はちょっとスッキリ感が足りない気がする。でもC5050Zは夜の撮影は全然ダメで使えたものではない。手ぶれ補正なんてない時代のものだから仕方が無い。S95はF2.0レンズのおかげか強力な手ぶれ補正機能のおかげか夜でも本当に綺麗に撮れる。これはS95の一番好きなところだ。夜に空に向かってシャッターを切ったとき、雲が写ったのには驚いた。写真の色はS95はわりとグキッと来る感じだと思う。CX4のあっさりした色も場所によっては最高なんだけど、普段の私にはちょっと物足りない色だった。CX4は夜や薄暗い場所だとイマイチだった。私はフラッシュ嫌いなので、フラッシュ無しで綺麗に撮れるカメラがいいのだ。

    操作感はよくわからない。Pモードしか使わないけど、S95の操作性はあまりよくないと思う。リングファンクションという一眼レフのレンズのフォーカスリングのような感覚で色々と設定できる面白機能があるけれど、ちょっとオモチャっぽいし、あまり使い勝手のいいものではない。あの小さなコンデジで両手で操作するというのはかえって不便だ。でも、自分で考えて設定を色々と触らなくても、自動でカメラが判断して設定して撮ってくれるという意味では最高の操作性のカメラだと思う。

    マクロ撮影はほとんどしないのでわからないけど、CX4のほうが近くまで寄れたような記憶がある。でも普通にマクロ撮影する分には十分にS95も寄れるし、手ぶれ補正のおかげでマクロでも手振れなしで撮れるのが頼もしい。

    CX4は10倍ズームなのが便利だった。わたしはあまりズーム機能を使わなくて広角ばかりで撮影するのだけど、イザという時に望遠で撮影できるCX4は心強いカメラだった。何度かS95の望遠が足りないことがあった。液晶画面が広くて詳細だというのは本当に大事なことだと思う。フイルムカメラ好きとしては、こういう所はちょっとバカにしたいところなのだけど、そんなことはできない。コンデジにファインダーはいらないということがようやく理解できたのはS95のおかげだ。撮った瞬間にその写真を確認できるのは不安なく次々に撮影できていいと思う。

    とりあえず思いつくことを書いた。また書きなおしたり、書き足したりしたい。いろいろ考えてみて、S95は全自動でカメラ任せに撮影して失敗なく綺麗に撮れるカメラだと言うことが分かった。そしてなにより小さいので、どこにでも持って行けてシャッターチャンスを逃してくらしい思いをしなくて済むし、そんな瞬間にカメラ任せでとにかくシャッターを押すだけで大丈夫なんて心強いカメラだと思う。

  • グッバイ EOS 55

    Canon EOS 55

    いいデジカメがないかと探している話を前回書いた。たしかにキヤノンのS95は良いカメラでサンプル写真もいちばん自分好みだったし、左手でリングを動かすなんてほんとうに面白いと思う。ニコンのP300も良いカメラで広角24mmやコマンドダイヤルなど操作感も自分に合う感じだった。でもなんだかピンと来るカメラではなかった。欲しいカメラがないのにカメラが欲しいからといってカメラを買うというのはヘンだ。

    このところ調子の悪かったキヤノンのEOS55を持ってカメラ屋にいった。面白いカメラありますかと聞くきっかけにするつもりだった。だがなんと、EOS55は調子がわるいだけではなくて故障していたのだと分かった。シャッター幕を交換したほうがいいそうだ。もともと中古でみつけたカメラだから手元に入れた時点でのコンディションもよくわからない。だけど交換しなければならないなんて想像もしていなかった。1万円以上かかりそうだということで、残念だけど修理はしないことにした。グッバイEOS55。

    EOS55は50mmのレンズを付けていて楽しいカメラだった。ピントがピタっと合ってくれて頼もしかった。期限切れ間近の叩き売りフイルムを使ってコンビニで現像するという素人丸出しの使い方なのに、いい色が出てくれる大好きなカメラだった。一眼レフのくせにPモードしか使ったことないんだけど、いっぱいボタン付いているのがかっこよくて好きだった。シャッターを切った時の「バタコン!」っていう感触も好きだったし、今ではないツートンカラーなのも好きだった。シャンパンゴールドというところも本当に好きだった。

    フイルムはしばらくコンパクトカメラで消費しようか。壊れてしまうと、一眼レフが欲しくなるんだよね。デジタル一眼レフでおもしろいのを探すか、またフイルムの中古で面白そうなものを探すか。悩みが増えてしまった。