投稿者: 玉井 裕也

  • タンゴを聴きに

    先月、名古屋までハッピータンゴアワーという公演があったので行ってきた。もちろん私の目当てはバンドネオンの小松亮太だ。

    「昔は無名曲だけを演奏するコンサートなどもしていたんですが・・・今回は有名曲ばかりです」という通りのステージで、私は大歓迎だった。アンコールの一曲目もラ・クンパルシータだったりと、そのほかも曲名をアナウンスするたびに客席から待ってましたという空気が湧き上がっていたけれど、その気持ちは私もほんとうによくわかる。

    小松亮太は「この楽器の構成では」と乗り気ではなかったみたいだけれど、須川展也のリクエストだから仕方が無いなあといいながらのスペインもなかなかいい感じだった。チック・コリアさんのスペインそのものも聞いたことがほとんどないのだけど、このバンドネオンにサックスにバイオリンという組み合わせはおもしろいなあとおもった。

    このシリーズでは小松亮太は椅子に座らないで立って演奏することにしているということだった。私が行ったのがセカンドステージだったこともあってちょっと疲れているようにも見えた。本人も疲れますと言っていたので本当に疲れたのだろう。サックスとバイオリンが立っているからそれに合わせたのかな。

    この日限定のスペシャルカクテルもあった。須川展也は休憩時間に飲んでいたらしい。美味しいのでおすすめですよ、といわれたけれど私は車だったので諦めた。今度行く時があれば車はやめよう。とはいえサインももらえたし、満足満足。

  • あなたの職業はなんですか?

    その質問には、少し前から「百姓です」と答えることにしている。アンケートや、会員証を作るときや、なんでこうもみんな職業なんて聞いてくるんだろう。自己紹介してなんでいちいち職業を聞くんだろう。「会社員」とか「公務員」とか、そんなのはせいぜいどこに雇われているか、誰から金を貰っているか、という程度のことなのに。そんな事聞いて何がわかるんだろう。そんな事聞いたってなんにも分かりはしないのに。だいいち「職業は〇〇です」なんて答えなければならないなんてつまらないだろうと思っている。

    アンケートではできるだけ「その他」を選んでおく。でも「その他(  )」なんて書かれていることが多くて、カッコの中を空欄にするとジロジロみられたりする。なんて面倒くさいんだろう。

    なんと答えても面倒くさいことを続けて聞かれるのだから、困ったものだと思う。職業なんて聞くから面倒くさくなるのだからはじめから聞かなくていいのにと思う。そういう表面的なことを聞きたいなら希望に添えるような答えをしてもいいかもしれない。そう言うのを使い分けるのも辛い。それならいっそ、自分の精神の構造を表現できるように答えたほうが、収まりが良いと気がついた。使い分けなくてもいいし、納得できるものだったら自信を持って答えられる。せっかくだからかっこいいものを選ばなくてはいけない。ダサい職業なんてゴメンだ。それに一番の職業は何かと考えた。おそらく自分は「百姓」だと思った。そうして考えれば考えるほど百姓はかっこいいものになっていった。それに「自分は百姓なんだ」と思いこんでいれば、それだけですでに百姓なのだ。

    それ以来、僕は百姓になった。百姓なら、なんでもやる、できる。誰と勝負しても勝つ。だから百姓は最高にかっこいい。超ロックのつもりだ。

  • テレサ・テンが好き

    https://www.youtube.com/watch?v=_GrIji8yPGs

    テレサ・テンの歌を好きなったきっかけは「荒木とよひさの明るく元気にヨーイドン!」というCBCラジオの公開録音を長良川国際会議場に行ったことだと思う。そのラジオの目玉はゲストであるコロッケのものまねライブだった。高校生の私の目当ても当然コロッケでそれは楽しかったのだけど、もっといい出会いがあった。舞台にはコロッケの他に荒木とよひさと三木たかしがいて、三人が歌ったり、トークをしたり、2時間ぐらいだったとおもう。「荒木とよひさと三木たかし」と来たら話題は当然テレサ・テンで、二人の尽きることのないテレサの思い出話は、本当に楽しかったし、ふたりのテレサへの特別な愛を感じることができた。

    テレサ・テンを好きになり始めたときすでにこの世にはいなかったから、CDで歌声を聞くぐらいしかなかった。だけど、いまではyoutubeで気楽に映像を見ることが出来るのは本当に運がいいと思う。日本語曲だけでなくて中国語曲も検索すればいくらでもでてくる。なんていい時代なんだろうと思う。

    そういえばそのラジオの公開録音の時にテレサの一番好きだった曲は「時の流れに身をまかせ」だと言っていたような気がする。そんな気がしているからか私の一番好きな曲もこの曲になってしまったようだ。クラシックを楽しむように、いろんなバージョンの「時の流れに身をまかせ」をyoutubeで見つけては聞いている。ちょっとづつ違うところがまた楽しい。これってほんとうに楽しいことだと思う。

  • チェレステ

    私がビアンキの自転車にのることになった理由はとても単純で、カッコイイと思ったということだけだ。10年ぐらい前に雑誌で見たビアンキの自転車に乗ったイタリア人は本当にかっこよかったのだ。少し濡れた石畳の上をスーツの紳士がチェレステカラーの自転車に跨っている姿はいまも脳裏に焼き付いている。いつかあんなふうに自転車に乗りたいと思ったものだ。

    ところで「チェレステ」で画像検索するときちんとビアンキの自転車がヒットするのに、「celeste」と英語で(イタリア語で)検索するとダイナマイトなバディがヒットするのはなぜなんだろう。きっとCelesteさんなのだろうけど、「きちんと」してるのは実はむしろこっちなのだろうか。それはやはり複雑な気持ちになる。

    暑い季節が終わったと思ったら急に寒くなって、自転車に乗るには風が冷たくなってしまった。だけどその名前の由来のとおり晴れた日にはもっと自転車に乗りたいと思う。

  • サトウのごはん

    サトウのごはんシリーズもかなり継続している。イオンオリジナル(トップバリュー)はいまいちだなあ。味も使い勝手も。ごはんがプラスチック容器にへばりつく。安くてウマイのはバローのオリジナル(東洋水産のOEM)。あとはやはりサトウのごはんだろう。マルちゃんのシリーズもなかなかだ。ご飯の剥がれやすさは値段に比例するみたいだ。それからサイズ問題。いっぱい300グラムなんてあったらかなり流行りそうだけど、ないんだよね。