Category: 日記

  • 銀座共同溝

    Ginza Utility Tunnel

    松屋銀座の地下の入口で左に偶然、緑色に明るい窓が見えた。なんだろうと近寄ってみると、銀座共同溝というプレートを見つけた。共同溝とは、Wikipediaによると、

    共同溝(きょうどうこう、英語: utility tunnel, utility corridor)は、電気、電話、水道、ガスなどのライフラインをまとめて道路などの地下に埋設するための設備である。

    とのことである。なるほど、地中に色んなものを入れておくトンネルがあるから、銀座は電信柱もなくてあの景観なのだ。それに水道も工事のたびに穴を掘らなくても済んでいるのだ。それなら世界中すべて共同溝にしたらいいのにと思うのだけど、それはお金がかかって出来ないみたいだ。Wikipediaには後藤新平の発案とあったけど本当だろうか。

    Ginza Utility Tunnel

    Ginza Utility Tunnel

    2020-01-20 15.43.56

    ところで、この銀座共同溝の少し手前にある、”MATSUYA DESIGN”というモザイクタイルが気になって写真に撮った。モザイクタイルって温かみがあってちょっと古臭くていいなと思う。

    MATSUYA DESIGN

  • 映画「ファンシイダンス」

    https://youtu.be/jnc-lfNB7P4

    周防正行が監督をした映画が好きだということに気がついた。たぶん最初が高校生の時に見た「Shall we ダンス?」で、次に見たのはこちらも本木雅弘が主演の「シコふんじゃった。」だったと思う。どの映画もたいてい似た俳優が出てきて、もしかするとむしろそれが好きな理由なのかもしれない。

    この映画を見たのは、またアマゾンプライムで見つけた予告編が面白そうだったからだ。私が映画をみるかどうかは、まずは予告編を見て考える。だからどんなに実はいい映画だとしても予告編がなかったりあってもいまいちだと感じたら見ることはないと思う。

    周防正行の映画はいつも音楽がおもしろい。まず、プリンセスプリンセスの「恋に落ちたら」が主題歌になっていて、それが予告編で聞こえてきたのもこの映画を面白そうと思って私が見た理由の一つだ。そして、なによりこの映画の冒頭でも途中でも何度か出てくるモックンの歌う「若者たち」が、この映画のいいスパイスのような感じで、映画全体の雰囲気を作っていたと思う。

  • 一保堂「若松の昔」

    一保堂 若松の昔

    一保堂の若松の昔というお茶を点てた。この「若松の昔」というお茶は一保堂のウェブサイトでは「表千家不審菴而妙斎宗匠お好み・若松の昔」と書かれている。しかし同じページの脇に書かれている通り、全く同じ中身の抹茶を「表千家不審菴猶有斎宗匠お好み・松韻の昔」と言う名前でも「裏千家今日庵鵬雲斎大宗匠お好み・青雲」と言う名前でも売っている。同じ中身のお茶がいろんな名前で売られているというのは、大手の茶舗はたいていやっていることだ。中身はどうでも良いことで、名前がどうかが重要だという意味なのだろうか。特に流儀のお茶を習っている人にとっては、「家元のお好み」という看板こそが重要なことで、その心理を突いた商売をしようということなら、馬鹿にしていると思う。家元の箱書きのある茶道具と似たやり方だ。個人的にはあまり好きになれない商売の仕方である。

    抹茶

    それはさておき、この抹茶は、値段は20グラム税抜1500円で、濃茶にもおすすめとして売られている。味の方はというと、薄茶で点ててみると渋みも旨みもそれなりに感じられてまあまあだと思う。濃茶で点ててみると、渋みはそれほど強くなく、旨みも香りも感じられていいと思う。薄茶で点てるとちょっと主張がなくて物足りない感じもするのだけど、濃茶で点てれば旨みを感じる美味しいお茶だと思う。

    一保堂 若松の昔

    ちなみにこの「若松の昔」という抹茶をしばらく前にも買ったことがあるのでその時の古い缶の写真も撮ってみた。一保堂の抹茶缶のデザインは1年ちょっと前だったかに新しくなって、缶が銀色から白色になっている。新しい方は最近よく見る流行りのデザインという感じではあるけど、全体的に上品な見た目になったと思う。