カテゴリー: 日記

  • 映画「大統領の執事の涙」

    アマゾンプライムビデオで見た。綿花農園の奴隷として生まれた黒人がホワイトハウスで大統領に仕える執事になるという話である。公民権運動(反政府運動)に加わっていく息子との関係など見どころが多いと思う。人種差別というのがアメリカでいつまで続いていたのか、(もちろん今も世界中であるのだろうが、)実感としてよくわからなかった。だけどこの大統領に使える執事の目を通して考えるきっかけになった。

  • 映画「怪しい彼女」

    写真館で写真を撮ったら、70歳のばあさんが20歳に若返ってしまうという映画である。韓国で大ヒットして、色んな国でリメイクされているという。私も見てみて、そのテンポの良さに引き込まれた。若返ってそこで騒動を起こすという展開はよくあるのだけど、この映画で面白いのは、20再当時の自分になるのではなくて、20歳の仮面をかぶっった70歳のおばあさんという設定だと思う。本来の子供や孫などに母親や祖母としての視線で接してしまったり、すれ違う人にも70歳のおばあさんらしい言動がちょうどいい加減で出てくる。

    私自身、いろんなバージョンで見比べる楽しみがあって、リメイク映画は好きだ。またほかのバージョンを見つけてみてみたい。

  • 森美術館「未来と芸術展」

    森美術館の「未来と芸術展」を見に行った。サブタイトルに「AI、ロボット、都市、生命――人は明日どう生きるのか」とある。展覧会ウェブサイトによると「AIとのコラボレーションにより、本展のタイトルを決定」ということだけど、イマイチなタイトルなので、きちんと人間が考えた方がいいのにと思った。説明的ではあるけれど、展覧会自体の雰囲気とはあまりリンクしていない印象に残らない残念なタイトルだと思う。

    展示は、いろいろな科学的な進歩や可能性について、そのなかに存在している美術的な部分を抽出しようというようなもののように感じた。ありがちな内容ではあるけれど、これだけのボリュームのなかで見て体験するとなかなかおもしろいと感じた。全体的に、視覚的に訴えようという展示が多くて、未消化なまま次の展示に進んでしまうようで、もうちょっとそれぞれの展示を深く感じられる工夫があればもっと印象に残る展示になったのではないかと思う。

    それから、展覧会として、企画展の内容として、美術館でやるものとしては珍しい部類のものであるのだけど、展示の仕方なども、科学未来館でやっていそうな、あるいは万博のパビリオンでありそうな内容だとも思った。美術館でも科学博物館でもこんな展示があったらとおもうし、今回と同じ展示物でも、森美術館とは別のところで開催したならまた別のものになっただろうし、そこはまさにキュレーターの腕の見せ所だろうし、見る側としては楽しみな部分である。

    ついでながら書くと、科学博物館でやってそうだと思う割には、思い出してみるとあまりやっていないように思う。個人的には、国立科学博物館などがこういう企画展をときどきやったら良いのにと思う。科学博物館にとってもこういう企画が時々あると、いつものマンネリ感のある展覧会がちょっと変わるのではないかと思う。

  • 映画「イエスタデイ」

    先日はじめて六本木ヒルズにあるTOHOシネマズに行った。そのときに見たのは「イエスタデイ」という映画。売れない歌手のジャック・マリクが交通事故にあって、気がつくとビートルズがいない世界にいて、その世界でビートルズを歌ってヒットするという話だ。すでに似たような話は映画以外でも何度も見たり読んだりしている。展開などは割とありきたりだけど、マネージャーのエリーの立ち位置というのか主人公のジャックからの扱いがなんとも微妙なままで、そこがラブコメディとしておもしろかくしていると思う。それから本人役で出演している本来大スターであるべきエド・シーランとの会話のねじれた感じがおもしろかった。

  • 椿が咲きはじめた

    Tsubaki

    玄関でてすぐの椿に蕾が増えてきたなと思っていたら、もう花が咲き始めていた。椿はもっと冬になってから、雪かせめて霜が降りる頃になってから咲くのだと思っていたので驚いた。千葉県に引っ越してから初めての冬なのでよくわからないけれど、我が家に植わっている椿はこの時期に咲く種類のものなのだろう。次々に咲きそうなので毎日気にしたい。