Category: 日記

  • うるう秒

    何も用事がない日は一日中ゴロゴロ過ごしてしまって夕方になって後悔し始めて憂鬱な気分で一日を終えていることが多いような気がしている。そんなことがないように今日は早く起きるようにした。雨が降っていてとても涼しくていい一日になりそうな予感はしたのだけど、結局何もしていない。

    実は今日はうるう秒のためほんの一秒だけど一日が長かったらしい。だけどたったの1秒では実感することもなかった。1秒ではなくてもうちょっと長く1時間ぐらい長くしてくれたら喜ぶ人も多いだろうにと思った。せっかくの休日なのにくだらないことを考えているだけの一日になりそうだけど、明日までの宿題ぐらいは明るいうちにやっておこうと思う。

  • 美山へ蛍の撮影に

    山田くんから蛍を撮影しようと誘われたので行くことになった。下調べをしてみると三脚が必要だとわかったけれど、持っていないものは仕方がない。いつもオートフォーカスのPモードでしか撮影していない僕にはマニュアルの撮影は難しかなと思ったけれど、フイルムとは違ってデジタルならその場で試行錯誤しながらなんとかなるだろうと説明書とともにカメラを持って出かけた。

    おなじ山県市とはいっても僕には旧美山町のことはよくわからない。山田くんに道案内をしてもらいながら日が沈む前にと奥のほうへ向かった。少し開けてきたところで車から降りるとまだ肌寒くて水も冷たかった。川の水も綺麗すぎるのか蛍は棲んでいないみたいだった。なにより驚いたのはこんなに奥の方にも人が棲んでいるということだ。どこにでも生活が存在ているということに人間の強さを感じた。

    奥過ぎても水が冷たくて蛍はまだ出ていないとわかったので、場所を変えながら撮影スポットを探ることにした。撮影に光は邪魔なので、そのため車があまり通らなくて街灯のない川の近くがいい。そんな場所も教えてくれて撮影をした。説明書を片手にこれまで触ったこともないボタンをいっぱいさわって撮影した。手持ち撮影にはそれにしかない楽しさがあるし、ヘッドライトが入ってきてもそれはそれで面白く撮れて悪くないと思った。マニュアルで撮影する楽しさも知ることができてとても得した夜だった。

    さいごに蛍の写っている写真をすこし貼ることにしよう。このほかの写真はこちら

    Hotaru

    Hotaru

    Hotaru

  • 風炉の季節の抹茶

    昨日は淡交会の研究会に行ってきた。初めてなのでよく解らなくて不安だったけれど、行ってみるとそんなことはなくてとても勉強になる一日だった。大勢の前で点前を見せる人がいてそこに業躰の先生が指導をしていくので、それを聞いて勉強するという会だった。(実はずっと業躰というのがどういう人たちなのかよく知らなくて、茶道教室の先生の親玉みたいな存在なのだと少し前まで思っていた。)今回の先生はとても饒舌で楽しい話ばかりだった。

    濃茶の話の時に一番に印象に残ったのは抹茶の話だった。この風炉の既設というのは古いお茶なので見た目も風味もあまり良くない。風炉と炉というのはそういうところも違うんだということを言っていた。僕はそれを聞いてすごく大切で根本的なことなのにこれまでまったく気に留めていなかったことがあったのだと知らされたような気がした。冷蔵庫に入れておけば一年中美味しいお茶が飲めるというわけではない時代があったのだ。色々なことを考えさせられた。