カテゴリー: 日記

  • オダマキ

    オダマキの花が咲いている。このオダマキがどういう品種だったのかすっかり忘れてしまった。忘れないように苗を買ったときの札をいつもつけたままにしておくのだけど、このオダマキの札はどこかへ飛んでいってしまった。なにか雅な名前をつけられていたような気がするのだけど・・・。

    ちょうど風に吹かれている様子が良かったのでビデオに撮っておいた。日なたで見る花の清廉な雰囲気がいいと思う。

    Aquilegia オダマキ

    Aquilegia オダマキ

    ところで、オダマキの花言葉は「愚か」なのだそうだ。そんな花言葉がつけられるなんてなんでだろうと思って調べてみた。どうやら英語でオダマキは Aquilegia というのだけど、Columbineとも呼ぶらしい。このcolumbineが関係しているみたいだ。

  • ミヤコワスレと順徳天皇

    ミヤコワスレも二株買ってきて植えた。一つは赤みのある花をつけているもの、もう一つは青紫の花のものである。青紫の方は江戸紫という品種だろうか。園芸店の人によると、バイオテクノロジーによって濃い青色がでるようになった品種だそうで、これまではなかなか大きく育てるのが大変だったものが以前よりは強くなったよということだ。そうはいっても、赤みのある方の株のほうが丈夫で増えやすいそうである。

    Aster savatieri, miyakowasure, ミヤコワスレ

    Aster savatieri, miyakowasure, ミヤコワスレ

    この写真はポットから植えかえてから3週間ぐらい経ったところだ。長いこと花が咲いてくれてるので気に入っている。いちばんきれいに咲いている頃に写真を取りそこねてしまったのが悔やまれる。来年はもっとたくさん花をつけられるようにしたい。

    ところで、ミヤコワスレは、ミヤマヨメナの園芸品種であるらしい。ミヤコワスレという品種は十年以上前にすごく人気だったのだけど、また最近になってちょっと人気が復活してきているそうだ。

    私は買ってきたのも、ミヤコワスレという名前がいいなと思ったからだ。このミヤコワスレという名前の由来は、Wikipediaによると、

    ミヤコワスレの名は、鎌倉時代に承久の乱に敗れた順徳天皇が北条家によって佐渡島に流された際に、この花を見て心を慰め、都恋しさを忘れたとの伝承による。

    だそうだ。順徳天皇(順徳院)といえば、

    ももしきや古き軒端のしのぶにもなほあまりある昔なりけり

    の歌が百人一首にある。これはまだ、20歳の頃の歌だというので、佐渡ヶ島に流される前の、都に居た頃のものということになる。この歌のときは、武家の時代になる前の時代を想像したり思い出したりいたのだろうか。佐渡に流されてからは、この歌を作った頃を思い出すことも多かったのかもしれない。

  • ユキノシタとダイモンジソウ

    家の周りの庭や土の見える場所があるのだけど、全体的に日陰の場所が多い。だから日陰に強い植物を選んで植えるようにしている。ほったらかしでもどんどん増えているのがユキノシタだ。いつのまにか北側の塀とコンクリートの隙間のような狭いところにびっしり生えていた。

    Saxifraga stolonifera ユキノシタ

    ほかにはシダも生えている。

    シダ

    さいきん、園芸店でダイモンジソウというユキノシタの仲間を見つけて買ってきた。これも日陰が好きだというので、アジサイの近くの柿の木の日陰のところに植えることにした。いまのところ元気そうだ。夏か秋には花も咲くそうで、どんな色のどんな花なのか今から楽しみだ。

    Saxifraga fortunei var. alpina ダイモンジソウ

    Saxifraga fortunei var. alpina ダイモンジソウ

    ユキノシタは葉っぱは天ぷらなどで食べられるし、生薬にすることもあるそうだ。家に生えているのはまだ食べてはいないけれど、触ってみるとけっこう肉厚なので美味しいのかもしれない。

  • ヤマアジサイを植えた

    ヤマアジサイの苗を2種類買ってきて植えた。ずっとあじさいを植えたい、できればヤマアジサイで気に入ったものが見つかればと思っていた。たまたま近所のユニディ(ホームセンター)で見つけることができた。

    Hydrangea serrata ヤマアジサイ

    Hydrangea serrata ヤマアジサイ

    吉岡麗子さんという人が作った苗だそうだ。花の付き方がおもしろいし、色もちょうどいいと思った。柿の木の横がすこし空いていて、いい具合に日陰でヤマアジサイに丁度いいのではないかなと思っていたので、そこに植えることにした。西洋アジサイほど大きくはならないだろうけれど、もう少し大きくなったらいいなと期待している。


    それから3日ぐらいして、右の青い花のほうの元気がない。ポットから植え替えるときに根っこを傷つけてしまったのか、それとも肥料など混ぜすぎて良くなかったのか、原因はよくわからない。とりあえずもうしばらく様子を見るしかないのかなと思う。

    (植えてすぐ)
    Hydrangea serrata ヤマアジサイ

    (3日後)
    Hydrangea serrata

  • 映画「感染列島」

    家で過ごすことが多くまたAmazon Prime Video をよく利用するようになった。2009年の映画「感染列島」を見た。この映画を公開した直後に新型インフルエンザの流行があったそうだ。現在の新型コロナウイルス感染症流行の前にもなにか似た感染症のアウトブレイクを扱った映画の公開はあったのだろうか。

    映画はおもしろかった。妻夫木聡はこの映画でも情に厚い現場の医師の役で、檀れいはWHOから派遣された医務官なのだけど実は妻夫木聡の大学の先輩で元恋人という役だ。展開そのものには波乱は少ないのだけど、おもしろい場面が散りばめられていると思う。まず、未知のウイルス感染症に感染して、エボラ出血熱のさらに激烈なイメージなのか、目から出血したり吐血したりする描写が強烈だ。それから、感染症の蔓延に伴って街がどんどん荒廃して、内戦中のシリアのような様子になっていた。コロナウイルス感染症でもさすがにこんなことにはならないだろうとは思ったけれど、1000万人も死亡するような状況になればそういうこともありうるのだろうか。それから感染症研究所の研究員役のカンニング竹山が野武士のように、現場に侵入して検体を取って手柄をあげようとする場面があって、研究者の生命力を感じられるいいシーンだと思った。

    感染症アウトブレイクに関する映画はいっぱいあるのでまた探してみてみようと思う。