地域に大きな本屋がないということは、それだけでその地域の文化的な水準が低くなってしまうことになると思う。図書館では手に取れないような専門書を購入する機会が必要なのだ。いくつも本を手にとって比べて買うという体験ができる場所がほしいと思う。
いろいろ調べてみたところ、私の家から車で行ける範囲で専門書、とくに医学書の並んでいる大きそうな本屋は、ウェブ検索したところ紀伊國屋書店流山おおたかの森店とジュンク堂書店柏モディ店かなと思った。ウェブサイト等によると、紀伊國屋書店流山おおたかの森店は「約800坪の広々とした店内にはおよそ35万冊」だそうで、ジュンク堂書店柏モディ店は「柏エリア最大級の売り場面積(約500坪)・蔵書数(約50万冊)」だそうである。
今日は、紀伊國屋書店流山おおたかの森店にいってきた。ショッピングモールによくある本屋という雰囲気で、背の高い書棚はなくて広く見渡せるようになっている。だから800坪という面積の割に35万冊と少なめなのだろう。医学書も多くはないけれど、それなりには並んでいる。もうちょっと硬派な専門書をたくさん並べた本屋を期待していたのだけど、そういうわけではなさそうだ。医学書はそこまで多くはないけれど、それ以外の専門書もそこそこ多くて悪くはないと感じた。
私の住んでいる我孫子市を含む東葛地域は鉄道等で東京へのアクセスが良いせいか、何でもかんでも東京に依存しているようで、住宅街以外にこれといったものがないような気がしている。鉄道を作って人を運べばいいというものではないと思う。住んでいるところの近くに足繁く通いたくなる愛着の持てるものがあるというのはその土地に住んでいく上で大きな意味のあることなのだ。