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  • 映画「怪しい彼女」

    写真館で写真を撮ったら、70歳のばあさんが20歳に若返ってしまうという映画である。韓国で大ヒットして、色んな国でリメイクされているという。私も見てみて、そのテンポの良さに引き込まれた。若返ってそこで騒動を起こすという展開はよくあるのだけど、この映画で面白いのは、20再当時の自分になるのではなくて、20歳の仮面をかぶっった70歳のおばあさんという設定だと思う。本来の子供や孫などに母親や祖母としての視線で接してしまったり、すれ違う人にも70歳のおばあさんらしい言動がちょうどいい加減で出てくる。

    私自身、いろんなバージョンで見比べる楽しみがあって、リメイク映画は好きだ。またほかのバージョンを見つけてみてみたい。

  • 森美術館「未来と芸術展」

    森美術館の「未来と芸術展」を見に行った。サブタイトルに「AI、ロボット、都市、生命――人は明日どう生きるのか」とある。展覧会ウェブサイトによると「AIとのコラボレーションにより、本展のタイトルを決定」ということだけど、イマイチなタイトルなので、きちんと人間が考えた方がいいのにと思った。説明的ではあるけれど、展覧会自体の雰囲気とはあまりリンクしていない印象に残らない残念なタイトルだと思う。

    展示は、いろいろな科学的な進歩や可能性について、そのなかに存在している美術的な部分を抽出しようというようなもののように感じた。ありがちな内容ではあるけれど、これだけのボリュームのなかで見て体験するとなかなかおもしろいと感じた。全体的に、視覚的に訴えようという展示が多くて、未消化なまま次の展示に進んでしまうようで、もうちょっとそれぞれの展示を深く感じられる工夫があればもっと印象に残る展示になったのではないかと思う。

    それから、展覧会として、企画展の内容として、美術館でやるものとしては珍しい部類のものであるのだけど、展示の仕方なども、科学未来館でやっていそうな、あるいは万博のパビリオンでありそうな内容だとも思った。美術館でも科学博物館でもこんな展示があったらとおもうし、今回と同じ展示物でも、森美術館とは別のところで開催したならまた別のものになっただろうし、そこはまさにキュレーターの腕の見せ所だろうし、見る側としては楽しみな部分である。

    ついでながら書くと、科学博物館でやってそうだと思う割には、思い出してみるとあまりやっていないように思う。個人的には、国立科学博物館などがこういう企画展をときどきやったら良いのにと思う。科学博物館にとってもこういう企画が時々あると、いつものマンネリ感のある展覧会がちょっと変わるのではないかと思う。

  • 映画「イエスタデイ」

    先日はじめて六本木ヒルズにあるTOHOシネマズに行った。そのときに見たのは「イエスタデイ」という映画。売れない歌手のジャック・マリクが交通事故にあって、気がつくとビートルズがいない世界にいて、その世界でビートルズを歌ってヒットするという話だ。すでに似たような話は映画以外でも何度も見たり読んだりしている。展開などは割とありきたりだけど、マネージャーのエリーの立ち位置というのか主人公のジャックからの扱いがなんとも微妙なままで、そこがラブコメディとしておもしろかくしていると思う。それから本人役で出演している本来大スターであるべきエド・シーランとの会話のねじれた感じがおもしろかった。

  • 椿が咲きはじめた

    Tsubaki

    玄関でてすぐの椿に蕾が増えてきたなと思っていたら、もう花が咲き始めていた。椿はもっと冬になってから、雪かせめて霜が降りる頃になってから咲くのだと思っていたので驚いた。千葉県に引っ越してから初めての冬なのでよくわからないけれど、我が家に植わっている椿はこの時期に咲く種類のものなのだろう。次々に咲きそうなので毎日気にしたい。

  • HHKB Pro2 のキーマッピングと IME を Windows10 で設定する

    掃除をしてきれいになった HHKB Pro2 の設定方法で苦労したのでまとめておきたい。長らく自宅のパソコンはMac mini で、これに HHKB Pro2 をつないで使っていたのだけど、Mac mini が古くなって調子が悪くなったのに新しいMac miniが発売される気配がないのにしびれを切らして、Windowsに乗り換えている。買ったのは HP Pavilion Gaming Desktop 790というシリーズのものだ(ちなみにHP Pavilion Gaming Desktop 790にはもともとPavilion Gaming Keyboard 800 / 500 というフルサイズのUSキーボード(英語キーボード)が付いている)。ただ、実際にはこのPCを買ってすぐに新しいMac miniが発売されたので、我慢できずに乗り換えたことをちょっと後悔した。後悔した理由は、キーボード操作が違って困ったということで、それを解消しようというのが今回のブログ記事の内容である。だから、今回私のやった作業の内容というのは、Mac mini時代の設定に近い形で、Windows10で使い勝手が良いものに設定するということになる。

    まず、前段階の準備として、Windows10を日本語でセットアップしている場合、初期設定では日本語キーボードを使用することになっているので、英語キーボードを使用する状態にしておく必要がある。それには、Windowsの設定がら、「時刻と言語」→「言語」の画面で、「優先する言語」の「日本語」をクリックすると出てくる「オプション」から、ハードウェアキーボードレイアウトの「レイアウトを変更する」で「英語キーボード(101/102キー)」を選択して再起動することが必要だ。これにより、日本語キーボードのレイアウトから英語キーボードのレイアウトのキーボードが使える状態になる。

    ここからが、HHKBに必要な設定だ。やった内容はこの3つだ。まず、HHKB Pro2の背面スイッチの設定。次に、キーマッピングの変更。最後に IME の「かな/英数」の入力切替方法の変更だ。

    最終的なキーマップの目標はこの図の通り。
    キーマップ変更2

    もともとのHHKB Pro2 が、この通りなので、4つのキーを変更している。(ちなみに変更前のデフォルトの状態ではIMEの「かな/英数」の切り替えは「[Alt]+[`]」のトグル切り替えになっている。)
    pro2_keytop_a_l

    まず、MacとWindowsのキーボードの違いとして、MacのDeleteキーはWindowsのBack Space(BS)キーの挙動と同じだということだ。そして、MacのCommandキーはWindowsのControl(Ctrl)キーに相当するということだ。この2つの違いをクリアしたい。

    第一に、キーボード背面(後部)のDIPスイッチの設定でできるところまでをやる。背面スイッチの設定は、次のようにした。

    SW1 ON
    SW2 OFF
    SW3 ON
    SW4 OFF
    SW5 OFF
    SW6 OFF
    (SW1とSW3だけON)

    これで、HHKB Pro2の右上のDeleteキーがBSキーに変わる。(「Fn+BS」でDeleteキーになる。)
    現段階では◇キーがWindows(Win)キーになっている。

    第二に、KeySwap for XPというフリーソフトで、キーマッピングをさらに変更する。KeySwap for XPという名前だけど、XPだけでなくWindows10でもきちんと動く。
    設定は次の写真のとおりである。右上を「英語キーボード」画面に切り替えて、1~3を変更した。このソフトの図はHHKB Pro2と違うので、深くは気にしない(ソフト上でESCキーや[`]キーなどはうまく反映できていない)
    SeySwap2019-10-15
    左Win(◇キー) → 左Ctrl
    右Win(◇キー) → 右Ctrl
    右Alt(Altキー) → 右Win
    である。これでキーマッピング自体は完成だ。

    第三に、「かな/英数」の入力切替を「[Ctrl(◇)]+[Space]」のトグル切り替えに変更する。私はGoogle日本語入力を使っているのだけど、他のIMEでも基本的な操作は同じだと思う。
    Google日本語入力の「あ/A」と書かれているボタンの右クリックからでてくるプロパティ画面で「キー設定の編集」をクリックする。
    Google日本語入力2019-10-15
    そして、左下の「編集」から「エントリーを追加」をする。
    Google日本語入力キー設定22019-10-15
    今回は、「Control + Space」のトグル切り替えにするために、次の4行を追加する。
    Google日本語入力4行追加2019-10-15
    ここの下4行だ。
    Google日本語入力キー設定32019-10-15
    ボタンを色々触ったり、キーボードを色々押して追加するのだけど、文字にすると、次のものを追加していることになる。
    status key command
    DirectInput Ctrl Space IMEOn
    Precomposition Ctrl Space IMEOff
    Composition Ctrl Space IMEOff
    Conversion Ctrl Space IMEOff
    これで、IMEの「かな/英数」の入力切替は「Control + Space」のトグル切り替えに変更された。

    これでほぼ、Mac miniで使っていたときと同じような使用感になった。ただ、ちょっと違う点や気になる点もある。この設定変更で、Controlキーが3つになっているのだ。3つもいるのかと思う。特に[A]キーのとなるりのControlはいらないのではと思って、CapsLockにしようかとも思ったけど、CapsLockこそ使わないから、それよりはよく使うControlが3つある方が良いかなという言うことでそのままにしてある。

    そして、AltキーとWinキーだ。左をAltキーにして、右をWinキーにしたけど、逆のほうが良いのか悩んだ。ただこれまでのキーボードショートカットと[Fn]キーの位置から考えると、左がAltキーで右がWinキーというのが使い勝手が良さそうに思う。とくにHHKBでは[Fn]キーを十字キーで使うことが多いので「Alt+十字キー」という組み合わせのショートカットを考えると、Altは左が良いような気がしたのだ。

    とりあえずしばらくこれでやってみて、調子が悪いように感じたらまた設定を変更したいと思う。