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  • R と RStudio を Ubuntu 16.04 にインストールする

    RとRstudioをインストールする方法を、自分のためにもここにまとめることにした。Ubuntu 16.04 Xenial Xerus は LTS版なので2年ほどはこのままで行けると思う。

    いきなり

    sudo apt install r-base

    とすると、やたらと古いバージョンのRがインストールされてしまうので要注意(ダメ)である。

    基本的にはこのHow to Install R on Linux Ubuntu 16.04 Xenial Xerus – Data Science Riotの通りで

    # install R on ubuntu 16.04
    sudo echo "deb http://cran.ism.ac.jp/bin/linux/ubuntu xenial/" | sudo tee -a /etc/apt/sources.list
    gpg --keyserver keyserver.ubuntu.com --recv-key E084DAB9
    gpg -a --export E084DAB9 | sudo apt-key add -
    sudo apt update
    sudo apt install r-base r-base-dev

    とするのがいい。たった5行でRのインストール完了だ。http://cran.ism.ac.jpの部分は好みのCRAN Mirror(http://cloud.r-project.org/ など)を指定するのもいい。ismのままでもOK。

    続いてRStudioのインストールの方法だけどこちらはもっと簡単。RStudioのサイトから、RStudio 0.99.XXX – Ubuntu 12.04+/Debian 8+ (64-bit)をクリックすると、.debファイルがダウンロードされる。これをダブルクリックすると、Ubuntuのソフトウェアセンターが起動するので、そこで”Install”ボタンをクリックするだけで大丈夫だ。

    ところで、apt-getとaptの違いがよくわからない。aptでapt-getと同じことができるなら短いほうが楽なのでaptとしてしまうのだけど、それはなにか問題があるのだろうか。いまのところ問題なさそうなのでaptにしている。

  • Curriculum Vitae (CV) の書き方

    CV こと Curriculum Vitae をアップデートしようとしたのだけど、どういうCVが良いCVなのかという疑問が湧いてきて、いろいろ調べていた。なかなかいい情報というのが日本語では少ない。海外の大学などのサイトで見つけたものが割りと詳しくて、信頼できそうだった。

    日本の大学ではこういうCVや履歴書の書き方講座なんてほとんど無いのじゃないかと思う(東大のような大きな大学ならあるのだろうか)。就活学生向けの情報というのはあるけれどもちょっと方向が違う。アカデミックなポジションを探している学生や研究者向けの情報というのは本当に少ないのでなんとか増えて欲しいものだ。

    当然だけど送る相手によって内容を書きなおすべきなのだけど、ここに書いてあるのは私のような理系の大学院生を含む若手研究者ならたいてい応用大丈夫だと思う。CVとResumeの違いがいまいち正確にわかっていので両方の情報が混ざっているかもしれないけれど、CVについての情報がほとんどだと思う。

    スタンフォード大学
    https://beam.stanford.edu/sites/default/files/stanfordphd_cg15-161.pdf

    ハーバード大学
    http://ocs.fas.harvard.edu/files/ocs/files/gsas-cvs-and-cover-letters.pdf

    コロンビア大学
    http://www.careereducation.columbia.edu/sites/cce/files/Resume_Planner_2010-2011_Web.pdf
    http://www.careereducation.columbia.edu/sites/cce/files/columbia_cpg15-16.pdf

    ブラウン大学
    https://www.brown.edu/academics/medical/sites/brown.edu.academics.medical/files/uploads/CV%20Writing%20Tips_0.pdf

    UCLA
    https://grad.ucla.edu/asis/agep/advcv.pdf

    UCバークレー
    https://career.berkeley.edu/PhDs/PhDCV
    https://career.berkeley.edu/sites/default/files/pdf/Guide/ResumeLetterWriting.pdf

    UNCチャペルヒル
    http://writingcenter.unc.edu/handouts/curricula-vitae-cvs-versus-resumes/
    https://careers.unc.edu/sites/careers.unc.edu/files/documents/Writing%20a%20CV.pdf

  • チック・コリア&小曽根真@愛知県芸術劇場

    5月27日のことだけど、仕事のあと、念願の「チック・コリア&小曽根真 ピアノデュオ プレイズ・アコースティック」を聞きに愛知県芸術劇場コンサートホールに行ってきた。

    chick corea ozone makoto

    生チック・コリアは今回が初体験なのだけど、期待以上だった。私の席は小曽根真の背中側でチック・コリアの正面といったところだった。チック・コリアはとてもお茶目で、脇から登場するなり、iPhoneで客席の写真を撮ってニコニコしていた。もうちょっと難しそうな人なのかなとずっと思っていたので意外だった。チックはわかりやすい英語を選んで話してくれたので、チックの冗談に客席がそのまま笑いで返したりととても心地よかった。

    chick corea ozone makoto

    小曽根真はチックコリアとの思い出などをいっぱい話してくれた。私はこれまでどういう接点があったのか知らなかったのでとても興味深く聞いた。二人の掛け合いのトークもとてもおもしろかった。もしもまた二人のデュオがあったら(もちろんデュオでなくても。)また聞きに来たい。それから、コンサートホールでのライブはいいなと思った。客席で拍手がスーッと始まってスッと収まるのはやはりゾクゾクする。

    chick corea ozone makoto

  • R使える本

    Rでデータ解析するときに手元にあると便利だと感じた本を紹介したい。多少の統計の知識があって、それを実際に自分でやってみたいという人に役立ちそうな本だと思う。個人的には、その本を教科書のように最初から最後まで順番に読んで覚えていくという風な使い方はしていないし、そういう使い方には適した本ではないかもしれない。

    Rそのものの基本的な使い方は、ウェブ上にある入門的な勉強会の資料など(PDFやslideshareなどになっているもの)を、いくつか読んで、あとはただただ目の前のデータと一緒にやってみるのがいいと思う。そんなときに手元においておいて参考書や辞書のように使えそうな本を挙げてみた。本とGoogleで検索してやり方を発見するのがいいと思う。それから、Rでやったほうが楽なことはRでやるけれど、Excelでやったほうが楽なことは素直にExcelでやるのも大事だと思う。(とくによく使っている本に※を付けた。)

    RStudioではじめるRプログラミング入門
    Garrett Grolemund (著), 大橋 真也 (監修), 長尾 高弘 (翻訳)

    Rによるやさしい統計学
    山田 剛史 (著), 杉澤 武俊 (著), 村井 潤一郎 (著)

    The R Tips―データ解析環境Rの基本技・グラフィックス活用集
    舟尾 暢男 (著)

    Rクックブック
    Paul Teetor (著), 大橋 真也 (監訳), 木下 哲也 (翻訳)

    改訂2版 R言語逆引きハンドブック※(6月末に第3版が出版予定らしい)
    石田 基広 (著)

    Rクイックリファレンス 第2版
    Joseph Adler (著), 大橋 真也 (翻訳), 木下 哲也 (翻訳)

    データ分析プロセス (シリーズ Useful R 2)
    福島 真太朗 (著), 金 明哲 (編集)

    アート・オブ・Rプログラミング
    Norman Matloff (著), 大橋 真也 (監訳), 木下 哲也 (翻訳)

    Rグラフィックスクックブック ―ggplot2によるグラフ作成のレシピ集
    Winston Chang (著), 石井 弓美子 (翻訳), 河内 崇 (翻訳), 瀬戸山 雅人 (翻訳), 古畠 敦 (翻訳)

  • 澤野工房

    ゴールデンウィークに大阪へ行った。大阪市立美術館の「王羲之から空海へ」を見るためである。国宝だけで30もあるとても豪華な展覧会だった。トーハクで王羲之を見てから、書の展覧会を見に行くのが楽しくなったのだけど、もうしばらくこの気持ちは冷めないと思う。

    大阪市立美術館は天王寺駅の近くで、そこから少し歩くと、通天閣が見える。通天閣を見ると、わたしはついつい「ふたりっ子」を思い出すのだけど、その新世界の商店街を歩いていて、もう一つよらなければと思いだしたものが「澤野工房」だ。澤野工房という名前を知ったのは、私の好きな山中千尋の古いアルバムを探していた時だっったと思う。もともとは大阪の履物屋だったのが、ジャズが好きで輸入などしていてレーベルまで作ってしまって気がつけば超有名なジャズ・レーベルということらしい。すごくカッコいい話だ。そんな店には行かなければと思いつつ行けずじまいだったのだけど、この日は忘れずに寄ることができた。

    本当に履物屋で、下駄やらいろいろ並んでいる。履物を買いに来ている人が店先にいて興味のない人にはただの履物屋だろうと思う。中に入ると、店主の澤野さんがいて、ジャズファンと話をしていた。私もつい耳を手向けてしまった。私はそこで山中千尋のCDを3枚買った。久しぶりの買い物だ。おもわず、澤野さんにサインをねだってしまった。7月には名古屋ブルーノートで山中千尋のライブがある。それまでこのCDを聴きまくろう。

    osaka

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