先月のことだけど学会に参加するために横浜に行った。遠くの用事に出かけるときはちょっと早めに家を出て寄り道するのが定番になりつつあって、今回はヨコハマトリエンナーレに寄ることにした。
最近は音声ガイドをよく借りるのだけど、今回の音声ガイドはとても良かった。今年のベスト音声ガイドかもしれない。ディレクターの森村泰昌本人が話しているのがよかったと思う。ほかの美術館でも、俳優に原稿を読ませるのではなくて、企画した学芸員本人が音声ガイドの声もやればいいのにと思った。
アートビン、中のゴミが少なかった。もっと中身がいっぱい貯まっていて迫力があると想像していたのだけど、ガラスの向こうが透けて見えてしまったのは期待はずれだった。あれからゴミは増えたのかな。
新港ピア会場の大竹伸朗の網膜屋/記憶濾過小屋という作品。頭を突っ込んでみてみるとゴチャゴチャしていてそれがおもしろかった。
やなぎみわの移動舞台車の作品なんだけど、目に入った瞬間に小林幸子が頭に浮かんだ。やなぎみわ自身も移動ステージを作りながら小林幸子の姿を見ていたと思う。
横浜を一人でぶらぶらするというのは実は初めての経験だった。横浜は東京からけっこう遠いと思いこんでいたのだけど、東急東横線に乗ったら渋谷まであっという間で驚いた。この距離ならばもっと気楽に寄れそうだと思った。
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