9月23日はライン川クルーズをしたので、そこについてまとめたい。ライン川クルーズいろんな船が営業しているけれど、私は観光ガイドでも一番情報が多かったKD社の船に乗ることにした。ちなみにKDはケルン~デュッセルドルフという意味のだそうだけど、実際にその間を航行しているわけではないようだ。私が乗ったのも最も乗客の多い、「リューデスハイムからザンクト・ゴアールまで」の下りの2時間弱の区間だ。この区間では、両岸にたくさんお城が見られておもしろいという評判だ。世界遺産にな指定されているのもこのあたりの区間である。
前日の9月22日の午後4時頃に、私はフランクフルト空港に到着した。リューデスハイムに行くには、まずフランクフルト空港からビンゲンという名前のリューデスハイムのライン川の対岸にある町まで電車で行き、そこからKD社とはまた別の船でリューデスハイムに渡るのだ。その渡し船の最終時間が午後6時半だということに現地についてから知ったのだけど、フランクフルト空港でゆっくりしていて危うく乗り過ごすことろだった。ビンゲンやリューデスハイムに来て驚いたことは、ライン川のこんなに上流にまでも大きな船がたくさん航行しているということだ。日本の川と違って流れもゆっくりで川底も深いということなんのだろう。
この写真はビンゲンの船着き場だ。この対岸にリューデスハイムがある。ちなみに、KDのライン川下りで、リューデスハイムの一つ下流の寄港地がビンゲンなので、電車で一旦リューデスハイムを横目に通り過ぎて下流に行き、そこから船で上流に少しだけ戻るというような動きになっている。
ビンゲンから船に乗ってもうすぐリューデスハイムにつくところだ。この船に乗るだけでも十分にライン川クルーズの気分は味わえる。この船自体もかなり大きな船で、なかなか楽しかった。
ちなみに、夜になると、リューデスハイムからは対岸のビンゲンの街の明かりが見えた。とても近いことがわかる。
リューデスハイムでは、Breuer’s Rüdesheimer Schloss,(ブリューワーズ リューデスハイマー シュロス)という宿が人気だと聞いて泊まった。到着した日は疲れてしまい布団で少し横になってゴロゴロしていようと思ったら、ぐっすり眠ってしまい目が覚めたら深夜の12時過ぎで、美味しいと評判で楽しみにしていた夕食を食べられないという大失敗をしてしまった。ベッドでまどろんでいるときに下のレストランから聞こえてきた楽しそうな歌声が思い出されて、なんとも残念だが仕方がない。
リューデスハイムといえば有名なつぐみ横丁( Drosselgasse)。夜はそこら中のレストランやバーから歌声が聞こえて来た。宿の近くのお店の何件かをはしごしながらブラブラするのが楽しそうな町だ。
次の写真はBreuer’s Rüdesheimer Schlossの朝食。とても種類も多くて美味しかった。朝からワインが並んでいて、本当にここはワインの町なのだと感じた。ちなみに、私が朝食に一番乗りだった。みんな遅くまで夜ふかししていたのか、それともみんな旅行中の朝はゆっくりするものなのか。日本人はとにかく早くご飯を食べに来て、もう一回温泉に入ったり、朝早くに次の目的地に向けて出かけていくことが多いような気がする。
レストランの屋根がある部分はこんな感じだ。朝食もここ。
ちなみにこの写真はホテルのレストランのオープンの部分をを外から見たところ。ランチタイムもディナー・バータイムも人気らしい。
ライン下りの船のチケットは乗船するときに買った。同時に乗船した客にはツアーの団体客も多かった。
船に乗ったらスーツケースを入り口に置かせてもらって手ぶらで楽しむことができた。下船は2時間後だったので、船内を楽しみすぎて、危うくスーツケースを忘れて下船してしまいそうになった。
リューデスハイムをでてすぐの城。隣にはぶどう畑がいっぱい広がっていた。
なにか新しい街が現れたりお城を見つけるたびに、甲板の乗客がみんなカメラを持って構え始める。自分も同じことの繰り返しで、この乗船した区間はそれが連続で休む暇がない。
いろんなお城がある。右岸にも左岸にもお城が次々に出てくるのでどの席に座っていても楽しめると思う。
お城のある場所や流れによっては本当にすぐ近くに寄って見えるときもある。
中洲のような島にあるお城。
ライン川下りの途中は、街があると寄港するので、そのたびに新たに人が乗ってきたり降りたりする。
途中で雨が降り出したので船の中にはいったりもした。船の中んには、大きな窓がある広い通路がぐるりとあるので、天気に関係なくそこから景色が楽しめそうだ。
ここ以外にも船内にはレストラン・喫茶室もある。そこの窓もとても広いのでもちろん景色が楽しめる。風も当たらないので真夏でも冬でも快適だろう。
図面を見ると結構立派な船だとわかる。
船内だけでなく甲板にもバーがあって、飲み物やちょっとした食べ物もでてくるみたいだ。
ザンクト・ゴアールスハウゼン近くのローレライのあたり。ザンクト・ゴアールまであと少し。
ザンクト・ゴアールで船を降りて、そのあとは電車でケルンまで行った。
鉄道もライン川沿いを走っているので、鉄道の窓からもライン川沿いの雰囲気を味わえて楽しいルートだと思った。
私は、川でも海でもとにかくクルーズと名前の付くものが好きで、ドイツに行ったら必ずライン川クルーズに参加しようと思っていた。それが実現できてほんとうによかった。特に予約もなくてもすぐに乗れるのもいい。フランクフルトからケルンには、ICEなどの高速鉄道で直線で行くのは時間も効率的で悪くはない。だけど、せっかくの旅ならこういうふうに時間をかけて移動したり、そういう楽しそうなルートを探すこと自体が、私は好きなんだろうと再認識した。
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