玉井 裕也 in 日記 | 2009年6月6日 二種類の人間 世の中には二種類の人間が存在する。李白と杜甫である。私は杜甫だろうか。理想と現実とを往来する杜甫の詩には共感することが多い。 望岳 岱宗夫如何 斉魯青未了 造化鍾神秀 陰陽割昏暁 盪胸生層雲 決眥入帰鳥 会当凌絶頂 一覧衆山小 若き日の杜甫の様子が目に浮かぶ。その後、杜甫は泰山に登ったのだろうか。この気持ちをかなえることはできたのだろうか。泰山がどのようなもか、天下ははたして小さいものなのか。この詩は私のいまの気分をよくあらわしてくれているように思える時がある。 関連 玉井 裕也 食べ物、展覧会、街歩き、旅行の記録です。 Published 2009年6月6日
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