関鍛冶伝承館では毎月1回第一日曜日に伝統的な日本刀鍛錬の実演を見ることができる。私も一度見てみたいと思っていた。一般公開の実演は10時30分と13時30分の2回あるのだが、観覧のためのチケットはそれぞれ当日の9時と10時30分に販売される。早めに行かないとチケットが売り切れてしまうこともあるらしい。そういうわけで、6月4日の10時30分からの実演を見るために、9時少し前に関鍛冶伝承館に行った。その時点で5人ほど並んでいたが、私はらくらくチケットを手に入れられた。そんなに早くに行かなくても良かったようだ。刃物まつりの日は相当に人が並ぶらしいので、早めがいいようだが、それ以外の日ならばそこまでのことはないのかもしれない。
当日は、4人の刀匠やその見習いの人がいて実演をしてもらえた。ビデオでの解説が流れたあとに、実際に刀匠が実物を持って鍛錬の工程を説明をしてくれた。その後に実際に実演をしてもらえた。実演のあとでは、すぐ近くまで寄って道具を触ったりもできた。緊迫感のある時間だった。
私は時間の都合で見ることができなかったが、古式日本刀鍛錬の実演の日には関鍛冶伝承館の館内では、研師、柄巻師、鞘師、白銀師らによる、日本刀の研磨外装技術の実演も見ることができる。次に行くときにはそちらも見て来ようと思う。関武将隊もその日に合わせて演舞をしたり、関鍛冶伝承館のガイドツアーなどもあったようだ。