先日ようやく浮き玉が完成しました。薄くしないと浮いてくれないと教えてもらったので、くり抜く時に気をつけました。
どんな絵を書こうか迷ったのですが、自分の名前を書くことにしました。少し前に自分の名前を書いたら快感だったので、名前を書くことにしばらく凝ってみようと思います。
きちんと浮いてくれるか心配だったけど、大丈夫でした。粘土の厚みにちょっとムラがあったのか、くるくる回転しないで同じ向きで浮いてしまいます。ということはそれをうまく利用すればなにかもっと面白いことができそうです。
大学に入った頃からブックオフが好きで、いまも大学の帰りに寄リ道できるとそれだけでちょっといい気分になれる。当時からずっと100円コーナーのファンで、100円コーナーに紀になっている本を見つけられるとうれしい。今日は2つも収穫があったのでかなりうれしい。
森山大道の遠野物語はほしいなと思ってアマゾンのリストに入れたままになっていたものだ。森山大道のモノクロ写真の生生しいところが好きだ。NHKラジオ講座のテキストはたいていいい本ばかりなので気になるテーマならとりあえず買うことにしている。まして李白のものは持っていないのでひと目でかごに入れた。今回は買ってきてすぐ開いて読んだのだけど、実は読む時よりも、ブックオフで本を見つけるときのほうが興奮しているということも多いような気がする。
せっかく新しい研究室になったので毎週なにか書こうと思ったのだけど、なかなか描くのは難しい。せっかく描くのだから新しいことを書こうと思ってしまうのだけど、毎週新しいことや毎週報告したくなる成果があるというわけでもない。とはいえ、やはり新しい環境で初体験のことが多く、毎日が刺激的だ。自分で何とかしなければならないというのは大変で、結果まで辿りつけないことも少なくないけれど、やっていて楽しいと感じるのはこういうことだなと思う。結果がどうなるかわからないから面白いのだろうと感じている。
何年か前に「ぶりぶり」という言葉をみつけたとき、変な名前だったのでずっと気になっていて、そのうち自分で作ってみたいと思うようになっていた。つい先週、香合が出来上がったのでそのことを書く。
今回は上信楽の粘土を使うことにした。香合は触るのが楽しくて欠けてしまったということが多いので、上信楽なら硬くなりそうで欠けることもなさそうだと期待したからだ。難しかったのは八角形にすることだ。私はついつい指で触ってなんでも丸くしてしまうので、カキベラで丁寧にきちんと角ができるように削るようにした。乾燥するときか焼く時かわからないけど、香合はいつのまにか歪んでしまうことが多いのだけど、今回はほとんど歪まないでくれた。私は絵を描くのが苦手なのでいつもはあまり絵を書かないのだけど、たまにはいいかなと思ってこの時は絵の具で青と黄色の水玉模様をつけた。
陶芸教室でいろいろ作ってみた中で、香合はとくに作るのが楽しいと私は思う。どんな形でもいいのだけど、きちんと入れ物になっているというところが面白いと思う。ちょうど先週から愛知県陶磁資料館で「形物香合番付の世界」という企画展が始まった。ホームページで見つけたときに小躍りするほどうれしくて、早く観に行きたいと思っている。愛知県陶磁資料館でいろいろ見たら、またいろんな香合を作りたい。
このあいだ拾った杉の木で蓋置を作った。その記録を残したい。2月に東京国立博物館で円空展を見て以来、なにか木で作りたいと思っていて、本当は円空仏を作りたいのだけど、道具もないので円空仏は無理だなと考えていたところ、蓋置なら作れるだろうということになった。家の中を探したら小学生の頃に図工で使った彫刻刀も出てきた。実際には思い通りにはいかなかったのだけど、とりあえず作ったところをここにまとめる。
蓋置を作ろうと思ったのは、ちょうど拾った杉の枝がそのまま蓋置になりそうな太さだったからだ。のこぎりで切るのも予想以上に力が必要で大変だったのでいい部分をきろうという欲は捨てて、端っこから2つばかり切った。
小学生の頃に使っていた彫刻刀だ。刃がにぶかったので少しだけ研いだ。箱に見える円空仏がカッコイイなあと思った。
とりあえず面取りをしたら、それだけで一気に穏やかな雰囲気で、プロダクト感が出た。
あとは柄杓が置きやすいように中央部分を彫って窪ませれば完成だと思ったのだけど、ここからが大変だった。木が硬くて全く彫刻刀では彫れなかったのだ。刃がうまく研げていなかったのかもしれない。それとも木とはそもそもそういう硬いものなのかもしれない。杉の木で出来た割り箸だとかは柔らかくて簡単に削れるのでそんな感じだろうと思ったらまったく違って、これは何か別の素材なのじゃないかと感じたほどだ。
まったく木のことを知らなかった。とにかく何も知らないままだったのでもっと木のこともしっかりと知りたいと感じた。作るということは色々なことを知る切っ掛けになってくれて面白いし楽しい。もうちょっと調べて、また挑戦したい。そして出来れば道具も揃えて円空仏を作りたい。