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  • G党女子中学生に遭遇する

    Tokyo Dome 2003
    Creative Commons License photo credit: toyohara

    近所の本屋で久しぶりに月刊ジャイアンツを見つけて読んでしまった。ジャイアンツファンクラブに入って、月刊ジャイアンツも定期購読していた頃を思い出した。当時は松井のホームランカードやジャイアンツの勝利試合のカードが付いていた。それをハサミで切っていたことも懐かしい。原巨人V3なんていう特集雑誌がいくつもあったので夢中になって読んでいた。

    この7,8年はナイター中継も全く見ていないので知らない選手ばかりになっていた。現役選手よりも監督やコーチのほうに親しみのある名前が多くなっていた。新聞のスポーツ面はほとんど読まなくなってしまったし、プロ野球ニュースもまったく見ていない。いつ頃からかナイター中継も減ってきたそうだし、私だけでなくて、野球の人気そのものがなくなってきているのかと思っていた。

    でも実はそんなことはないみたいだ。本屋で何冊か手に取っていたところ、隣に中学生がやってきて、巨人優勝特集の雑誌を読みはじめたのだ。しかも女子中学生だ。そのうちに原巨人V3やらそこにある何種類もの特集号を手にとって見始めたのだから驚いた。こちらもじろじろ見るわけにもいかないのだけど、気になったので斜めからのぞいたところ白黒のページを読んでいたみたいだった。そんなページまで読むようなファンがいるなら、野球はまだまだ最も人気のあるスポーツに違いない。

  • 申年生まれとしては

    と
    Creative Commons License photo credit: mackz

    どうしても猿が気になるのである。この間は大学への通り道でなんと猿を見かけた。こんなところにまで出てきているとは驚いた。そういえば去年の今頃は猪の親子を見かけたこともあった。車の中から見ただけなので全く怖いことはなかった。とうぜんのことながら猪はぬいぐるみよりも実物のほうがずっとかわいらしい。収穫の季節になるといろんなものを食い荒らしていくみたいだ。畑の周りには猪除けの囲いがよくあるのはそのせいだろう。獣たちは人が見ていないところで実はかなり街のほうにまで出没しているのかもしれない。

    十二支に出てくる動物を考えてみたけれど、意外といろんな動物を見ているものだときがついた。唯一見ていないのが辰である。竜なんて今後も見ることはないだろう。そう考えると辰年の人はかわいそうだ。ウィキペディアによると亥は猪ではなくて豚でもいいらしい。だけど豚年ってのはいい気がしない。

    ところで申年の五行は「金」があてられているけれど、これは金星のことだろうか。金星といえばいまの総理大臣の奥さまが金星人だったはずだ。こういうのをまじめに見ていくと実は結構おもしろそうだと前から思っていた。これを機にちょっと調べてみたいと思う。

  • ハンガーヌンチャク

    一本買い足した「ナカタハンガー」が届いた。

    その日の昼、たまたま立ち寄った本屋で映画雑誌をめくっていたら、武田鉄矢の『刑事物語』DVD発売の広告が目に飛び込んできた。刑事物語といえば、やはり「ハンガーヌンチャク」である。まさか新しいハンガーが自宅に届いたまさにその日に、この名作の文字に再会するとは思わなかった。今日は一人で「ハンガーの日」だと小躍りしてしまった。

    実を言うと、武田鉄矢のことはしばらくの間あまり好きではなかった。彼の代表作である『3年B組金八先生』での姿を、つい思い浮かべてしまうからだ。あの教室のなかでの彼は、演技が少々過剰で、どこか不自然さが目についてしまうように感じていた。

    しかし個人的には、彼はそれ以外の作品で、より強く魅力を発揮している役者だと思う。プロの俳優でありながら、どこかちょっとズレた彼の芝居くささや泥臭さが、なぜか絶妙な「おかしみ」となり、こちらの目を釘付けにしてしまう。ほかの映画やドラマでの彼は、そのおかしみが唯一無二の持ち味になっている。

    その最たるものといえば、やはり『101回目のプロポーズ』での泥臭さだろう。あれこそまさに、おかしみと情熱が裏表になった彼にしかない名演だった。あるいは大河ドラマ『太平記』で演じた楠木正成も魅力的だった。私にとって「楠木正成」といえば、歴史の教科書ではなく、今でも武田鉄矢の顔が真っ先に浮かんでくるほどだ。

    そんな数ある出演作のなかでも、とりわけ印象深いのがやはり『刑事物語』だった。

    ハンガーヌンチャクだけではなく、映画として見る者をぐいぐいと引き込む、印象的なシーンの連続なのだ。かつてテレビの画面で一度観たきりであるにもかかわらず、いくつもの場面を今だに鮮明に覚えている。

    動画サイトで当時の懐かしい映像を見つけ、あの頃の空気感が一気に甦ってきた。手元に届いたばかりの、ナカタハンガーを眺めながら、今夜は久しぶりに、あの不器用な刑事が織りなす物語を最初からじっくりと見返したくなっている。