魔の交差点

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Creative Commons License photo credit: thewhitestdogalive

我が家と大学とのちょうど中間地点に魔の交差点がある。この交差点のせいで私は何度も後悔したものだ。その交差点は左折すると大学に向かう。右折すると家に戻る。直進すると関係ない場所に行ってしまう。だから直進さえしなければいいんだけど、ときどき直進してしまうのだ。

問題なのは直進すれば大学にたどり着くというわけではないところだ。直進して大学に行けるのならこの交差点に泣くこともなかったと思う。その交差点の前に5分ほど道なりに走るようになっている。だからそのままついつい直進したくなるようになっているのだ。しかも直進したら最後、しばらく引き返すことすらできないようになっている。だから一度その交差点を通り過ぎるとどんなに後悔してももう遅いのだ。引き返すことができないからそのまままっすぐ進むしかない。そんなときだけ私はあきらめがよくてその日はあきらめるしかないと思っている。

この間もそのせいで2時間ぐらい貴重な朝の時間を無駄にしてしまった。あの日は雨が強くひっていたのがよくなかったと思う。視界が悪すぎて曲がる気が失せてしまった。あの交差点は何とかしてほしいとおもう。

ガラスのギラギラ

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Creative Commons License photo credit: Debs Koritsas

このところ車のフロントガラスのギラギラが気になっていた。なんだろうと検索したらこれはどうやら油膜というものらしい。ワイパーの跡のようなものがうっすら見えるのだ。ワイパーの跡ぐらいならまだいいのかもしれない。もっと困っているのは後ろのガラスだ。いつの間にか雨水の流れた跡のようなものがうっすら見えるようになっていた。後ろのガラスにはワイパーが付いていないからだろうか。雨の日は後ろが見ににくくて危険だ。

この油膜はひどくなると、晴れの日でも「夜間には対向車のライトが乱反射して見にくくなる」そうだ。そんなことになる前に何とかしなければ。だけどこういうのはかなり面倒くさい。もっと簡単な方法はないものだろうか。ガソリンスタンドではそういうサービスはしていないのだろうか。そういえばガソリンスタンドも最近はセルフ給油スタンドばかりで、窓ガラスもまともに拭いてはくれない。そのせいで窓ガラスが汚れているのかもしれない。

ともあれ、こちらの商品の動画では、キイロビンとブルビンというのを勧めている。ふざけた名前の商品なのであまり使いたくないけれど、致し方なしか。とりあえずこれを使ってみて、効果があることを祈るのみだ。

夏の夜は

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小倉百人一首の36番に

夏の夜は まだ宵ながら あけぬるを 雲のいづこに 月やどるらむ

というのを見つけた。当時の月は雲の裏に隠れていたのだろうか。夏は夜が短くて月の活躍することも少ないから、少々隠れていてもいいということなのだろう。ところで、明日は日食だそうで、今度はその月の裏側に太陽が隠れるということらしい。ややこしい。月も太陽も面倒くさい。

これは、清原深養父という人の歌で、ちなみにこの人

夜をこめて 鳥の空音は はかるとも よに逢坂の 関はゆるさじ

と歌っていた清少納言のご先祖様に当たるという。二人揃って難しい歌を詠むものだなあと思う。清少納言の言うとおり「夏は夜」が好きだ。きょうのように雨が降っているのはさらに好きだ。夏の映画で必ず雨のシーンがあるのはやはり雨の日が好きだからだろうと私は勝手に思い込んでいる。ただ暑いだけの夏は嫌いだ。日食で太陽が隠れても涼しくはならないだろう。エリカ様も日本に帰ってきたことだし、私も少し気になっている。